
あちらじゃもう梅雨入りとか言って、ヨコハマもこんな気持ちのよい朝は見納め?
イッキに咲き始めたユリを撮って、日暮里に囲碁例会。
前回 決定戦を勝って2着になり、今日も初戦から3連勝とゼッコーチョーアベちゃんがランチの時、
サミットのあった伊勢志摩のホテルに新婚旅行で泊まったってアルバムを引っ張りだしてみたら
イイオトコに写ってた? 50年前の話だろ?
3連勝してかなりテンションが高ぇな。一回尿検査でもしてもらえよ。
マア、今でもイイオトコだよ。 どうでも、って幹事長が混ぜ返して・・・
大体、3連勝して優勝した奴はいねぇんだよと脅かしたが、
アベちゃんは4回戦にも勝ち4連勝でサイゴは例のKさんとだが、Kさんは ここまで4連敗。
Kさんは、「今日来れるのかな?」と皆でシンパイし、
連絡なかったから来るんじゃない?と言ってるそばからヒョイッと現れたが
来るたびにやせていて、「ねぇ、早いとこ面白い話、聞かせといてよ」
「美空ひばりと麻雀した話、した?」
赤坂のTBS裏の坂道を上がった右側の豪華なマンション、
昭和40年ごろで彼女が27、8じゃなかったかな。
あのころ超売れっ子のひばりが家にいたんだから、どこかの女性週刊誌の依頼で
「美空ひばりの休日」 といったような取材だったもしれない。
取材の中身は忘れちゃったけど、覚えてるのは広間の真ん中に掘りごたつがあって、
ミカンを食べながら麻雀をやったこと、冬だったな、まあ遊び半分のヒマつぶしのようなもの。
ひばりとお母さんともう一人は男だったけどダレだったかな~。
ひばりは、その2年くらい前に小林旭と離婚していた。
ご存知のようにひばりが旭をアモーレ・アモーレだったことから
某組三代目が、何度も首を横に振る旭と強引に一緒にさせたが
その2年後、「お前たちは気性が合わないから別れろ!」と離婚を迫り
そのころ、旭はひばりに情が移って別れたくなかったけど
離婚会見の場を早々と設定され、また強引に別れさせられたんだな。
離婚会見は同時刻に別々に行われ、Kさんは旭の会見場に行ったが
「本日、私は美空ひばりこと加藤和枝と離婚することになりました。理由は私の口からは申しません」
と言って、うつむいたという。
そんなことを思い出しながら遊び麻雀に付き合ってたら
「ほらほら、このテを見て。いいテでしょ!」
ひばりは、配牌がすんだばかりの牌を広げてみせたんだそうだ。
まったくいい加減な遊び麻雀で、そもそも何も賭けてないんだから勝とうが負けようがどっちでもいいんだが
そんな麻雀を楽しそうに、賑やかに興じている母娘が不思議だったって・・・
とにかく、お母さんはさかんに「お嬢」の手を覗いては何か言い
Kさんはこんなつまらない麻雀、早く終わらないかな~と思ってた時、
ひばりが、ボソッと歌をつぶやき それが旭の「渡り鳥シリーズ」の中の一曲だとわかったとき
(うんっ?ひばりは旭に未練があったんじゃないか?)って思ったという。
モチロン意識的じゃなく、たんにくちずさんだだけだったけど、ひばりのトイメンにいたKさんは
思わずひばりの顔を見たのを覚えてるって・・・
そのあとお母さんの喜美枝さんはKさんに独身かと聞き
「結婚はよ~く考えてすることね」と言ったそうだ。
離婚後、ウワサはあったが独り身で通したひばりは
平成と元号が変わった6月24日、52歳で還らぬ人となった。
「歌謡界の女王」と今でも呼称されるひばりだが、ホントにシアワセな生涯だったのかな~って・・・
いまでもまぶたには、「ほらほら、このテを見て。いい手でしょ!」
というひばりの表情がほのかに浮かぶって、競馬場の予想屋みたいな風貌のKさんが
ロマンチックなこと言って・・・
昔話をして気が済んだのか、Kさんはサイゴの一戦を人が変わったようなうち回しでアベちゃんに勝ってくれて
オレとアベちゃんが4勝1敗同士の優勝決定戦。
本戦で負けたウラミをこれでもかと晴らして、本年4勝目。
どこかで、祝勝会?
そんなのやってたら明日のゴルフに差し支える、と賞金をにぎりしめて・・・