
「デカッ!アサリ・・・じゃないよね」
目の前で、腰まで浸かってアサリ獲りをしてたオバちゃんがみせてくれたのは、タコ貝?

干潮が午前11時半だというので、ヨコヨコ(横浜横須賀道路)をひとっ走りし
9時前に走水(はしりみず)の現地に着いたのに、もうこの人だかり。
クルマもやっと駐車場に滑り込め、長靴に履き替えていざ戦闘開始。
とにかく海のない山国育ちにとって、”潮干狩り”というほど心地よく響く言葉はない。
しかしそこはシロート、上の写真の橋のたもとの砂浜より
岩場の海に出たほうがたくさん、しかも大きいのが獲れるという思い込み?

右手の奥の方にずんずん入り、ヒジキ?が繁る海の中しゃがみこんで
お尻が濡れるのもかまわず、熊手で砂地を掘りおこしては手探りで収穫。

うしろの山からはウグイスの声が聞こえて、あさりはソコソコ獲れるしこんな楽しい時間はない。

もっとも しゃがみっ放しは腰にくる。
伸びをしながら スマホ片手に、いつのまにかずいぶん増えた人達を撮っていたら
「獲れましたか?」
と、前で掘ってるおばちゃんが聞いてきて
ホラ、こんなのも獲れる、と見せてくれたのが一番上のタコ貝。
えっ?エッ?と二回ほど名前を聞き直したけど、タコ貝とは初めて聞く貝の名前だ。
しかし一所で 掘った砂を山のように積み上げて
「おばちゃん、プロ?」 と聞けば
違いますよ、というけど どうみても手袋といい 姿格好といい商売人ぽい。

みせてもらったアサリも大きく、なんかやり方が違いそう。
企業秘密は聞かずに オレはちっこいのまで必死に漁って、
こんな小さいの 海に返しなさいよ?

潮干狩りを堪能し、ちょうど干潮の時間には もう帰ろうか・・・
帰りがけに橋の向こうの 駐車してある前の砂浜をちょっと掘ったらザクザク、
なんだよ、あんなに遠くまで行って苦労するこたァなかったやないか。
しかし駐車代だけで タダでアサリ獲って

イヌもタダの水飲んで、こんないいレジャーはないな。
もっとも山菜やキノコもタダだけどな。