
樋から雨の落ちる音で目が覚めた。
今日、降るなんて言ってたか?
窓を開ければ細かい雨が降ってたが、こんくらいなら大丈夫だろうと約束の集合時間に伊勢原カントリーに着き
受付を済ませ、練習コインを買ったら ヒ~さんが現れ 「受付しちゃった?」
エッ?どういうこと?しちゃまずかった?
雨だとやらないって連中なんですよ。
オイオイ、そういうタイプの人達?
あわてて、この調子ならすぐに雨上がりますよと
テキトーなこと言って、こっちゃ練習場のコインまで買ってるんや。
「久しぶりにカッパ着た」とかいう連中と 霧雨の中をスタート。
ヒ~さんは今日の目標85と ぶってるし、
他の連中もバカウマイかドヘタのドッチかだなと思ったら、ヘタの方だったが こっちは輪をかけたヘタ。

ダレだ?グリーンきずつけてるの?
シカですよ・・・

前半の大山コースは、打つクラブだけを持ってキャディーさんと離れ
高いティーグランドに登ったのが3回。
ベルトコンベアみたいなのに乗ること3回。
とにかくスタートホールに行くのに、ゴンドラ2回乗り継いで行ったんだから・・・
すごい打ち降ろしや、え~、あれでオービーかよ!というのが2回。
見えない先がすぐオービー?
奥から早そうだなと言えば、でも雨だから多少遅くなってますよ
というキャディーの言うことをマトモに聞いて3パットとかで50!
ハーフ終わってベルトコンベアに乗ってるときは、急坂の上り下りですでにフクラハギがパンパン。
「さて、何のせいにするかな。メンバーやコースのせいにはできないし、雨のせいか・・・」
ヒ~さんは49で、また負けてる。
49も50も似たようなもんだけど、49と50のあいだには深くて暗い川がある~♪

ここは、中村寅吉のホームコース、1957年カナダカップに優勝したときのカップが飾ってあった。
大山コースには翻弄されたが、コース間のインターバルも長く、
「大山はあとで作ったんでしょ?かなりムリして作ってるような感じ・・・」 と聞けば
「それでも、ここが一番ゴルフ場らしいコース、インはすごいから」
幸い、インは回らずにアウトコースパー37。

桜が見事に咲いて、雨だったけどこれはこれで風情があっていいんじゃない?
「こんな良い季節に、連れてきてもらってありがとうございます」

午後になり、丹沢の山々が見えてきたが 大山は雲の中のまま。
ヒ~さん、85とか言ってたのに100打ち。
オレは97で やっと上回ったが、 まあ勝ったとか負けたというレベルのスコアじゃないな。

終わって「クルマについて来てと」言われて向かった先は地元のタマゴ屋さん。
「自分で買うから」というのを いいからいいからと 一袋プレゼントしてくれ
また、伊勢原に行ってお返ししなくちゃ・・・