
クルマ屋さんから 「エゾシカの肉 食べる?」と電話があり、
どうしたのかと聞けば、トモダチが北海道で撃って 脚一本送って来たのを捌いて冷凍にしてあると・・・
またヘンなもん持って帰ってウチでグジュグジュ言われちゃ敵わないけど、まあ話のタネにとガレージに寄り道。
もう10年も前、まだ少しは中国と仲が良かったころに留学生のワンさんが春節であちらに帰り
おみやげにロバの肉をくれたことがあった。
オレの留守にナニが受け取って「これどうするのよ」
どっちにしろ焼くか煮るか、料理はそっちの担当だろと とりあえずスキヤキ風にして食べたが
ヘンな匂いもクセもなく、エラク柔らかい肉だった。
あとでワンさんに聞いたところでは、あちらでは「天上龍肉、地上驢肉」といい、
天界で一番うまいのは龍の肉、この世で食べられる最もうまい肉はロバの肉だと言ってたが
エ~、アッチの人は空を飛んでるのは飛行機以外なんでも食うし、
四本足は机以外なんでも食うって言うじゃん、その中でも一番?
ガレージ寄れば、一緒に送ってきたというツノも見せてくれて記念撮影。
話は飛ぶけど、うしろの写真のクラシックカーと一緒に映ってる人物は
フォードモータースの創設者、ヘンリー・フォード親子。当時は最先端のクルマだったんだろう。
折りしも、フォードが日本を撤退というニュースが流れ、
セコハンのマスタングやサンダーバードに乗ったな~。
90年代になってからは、リンカーンのマーク8。
マーク7までのバカでかいヤツとは違い、流線型のカッコ良い2ドアクーペ。
それでも今考えると十分に大きかったけど、若い人のクルマ離れも進んで撤退もやむなしか。
鹿肉を持ち帰りオソルオソル差し出せば、無言で見ていて
「焼くと固くなるから、シチューやカレーに入れるとイイって言ってたよ」
と言えば しばらくして、 「イヌが食べるかな?」 「オイッ!まァ少しはおすそ分けしてもいいか」
ウチのイヌは歳をとってきて、ドッグフードには見向きもしない。
ナニがあの手この手でいろんな料理を作って食べさせてるが、月に一度くらい中華街のはずれにある
犬用の馬肉専門店に買出しに行き、オレも時々運転手。
まあ、マチガッテも、馬の肉と鹿の肉を一緒に食べさすなよ、バカになるぞ。
←人間様が食べてもダイジョウブだよな。
北海道のマミーさんも食べてるし・・・