
2週間前 父が肺炎で、入居してたホームから病院に救急搬送され
先週の金曜には担当医に呼び出されて、心不全も併発し 今夜あたりが山だと・・・
看護婦さんには「簡易ベッドを用意しますから」と言われて、病室のベッドの脇で付き添った。
父は94歳になるが、大正9年2月29日 うるう年のうるう日の生まれ
「オレは4年に1度しか歳をとらない」 という本人の言に従えば、23歳と半分ということか。
夜の9時過ぎに 看護婦さんがタンの吸引に来て 鼻からチューブを通したら
「痛い、痛い」と大きな声を出し、アブナイっていうけど、そんなのがこんな大きな声出すか?
看護婦さんも「そうですね~。なにかあったら連絡しますから、今夜のところはお帰りになっても・・・」
ということで帰ってきたが、それから毎晩 電話を抱えて寝る毎日。
いろんな数値から、いつ急変してもおかしくないと言われてるが、
あれから1週間もたつのにまだ頑張っている。
毎日、朝晩 カオを見に病院に行ってるが 目は閉じたまま。
呼びかけても かすかに反応があるのみだが
このまえ「何か言い残すことはないか?」と聞いたら
「ナイ!」
とクチが動いた。 この期に及んでもガンコさは相変わらずだ。
2年前の春に脳梗塞で倒れる前は、アタマもしっかりしていて
夕飯はオレの帰るのを待って食堂で一緒に食べた。
ただ、朝昼はナニが部屋まで運んで、上げ膳据え膳。
どこかへ出かけるといっても 朝飯を食べさせ、昼の用意をし
夕食までには帰らなければならなかったが
倒れてから自分のことはなにもできなくなり、認知症の症状もでてやむなくホームへ・・・
ホームでは感謝してもしきれないくらい、よく面倒をみてもらっているが、
こちらは若干のウシロメタサは感じつつも、朝早くからあちこちでかけてるというわけ。
まあ、いままでのナニへのツミホロボシ?
ここんところの1週間で、オレも覚悟ができてるが まだもう少しダイジョーブそう?
明日ゴルフ行くかとP君に電話したら、「やめなさいよ、そんな時に」
そうだよな、ゴルフやってて親の死に目に会えなかったら ナニ言われるかわかったもんじゃない。
病院から帰ってきたナニは、マジマジとオレのカオを見つめ
「おじいちゃんに似てきたね~」
しょうがねぇ、親子なんだから・・・