早くに父が亡くなり、家には新聞を購読する余裕がなくなった。
好きなのでなんとか読み続けたい。少年は新聞配達を志願した。
配った先の家を後で訪問し、読ませてもらおうと考えたのだ。
小学5年の時から毎朝40軒に配った。読み終わった新聞を見せてくれるおじいさんがいた。
その死後も、残されたおばあさんが読ませてくれた。
中3の時、彼女も亡くなり、葬儀に出て実は彼女は字が読めなかったと知る。
「てっちゃん」が毎日来るのがうれしくてとり続けていたのだ、と。
涙が止まらなくなった・・・
@なにかとお騒がせの 昨日付け某新聞天声人語より 抜粋
てっちゃんとは、元島根県出雲市長で衆院議員を務めた岩國鉄人さん、
新聞週間がはじまり、新聞協会の新聞配達エッセーコンテストに応募し
「おばあさんの新聞」という題で、大学生・社会人部門で今年、最優秀賞になったという。
数日前会社に来たMさんは、「美顔器」メーカーに不渡りをつかまされて青息吐息、
週に2回 夜中の1時に起きて、自宅の埼玉の奥のほうの新聞配達店から
新聞配達をする人の家まで、新聞の束を届けてるんだそうだ。
いくらにもならないけど、それでも家計の足しになると・・・
新聞だって、書く奴ばかりがエライんじゃない。いろんな人がいて読者まで届くのだ。
ゴルフもうまい奴がエライんじゃない、飛ぶ奴がエライんでもないみたいな?ハナシがチガウか
碁の幹事長から電話がきて、「今日の朝日、読んだ? 」
なにごとかと聞けば、「チェコの大使館で例の本の出版記念パーティーが開かれたんだって」

「ナンだよ。オレんとこへ招待状来なかったぞ」
「あぶねぇ奴は呼ばないんだよ」
あの大塚さんとアベちゃんも、刷り上ったばかりの新聞を新聞社から駅や飛行場へ届ける
新聞配送業をしてたのだ。