
先だっての男子ゴルフ、韓国のプロが指でスパイクマークを押して2ペナをくらい
プレーオフ進出のチャンスを逃した。
本人はそんなことしてないと言ってたようだが、
スパイクマークを直す行為は禁止するというルールがある以上、
瓜田李下、まぎらわしい行いをした時点でアウトだろ。
しかし、ボールマークは直してもいいのに、なぜスパイクマークを直すのがいけないんだ?
どちらも不可抗力でできた、おなじようなもんじゃないのか?
どこかの偉いじ~さん達が、自分の趣味で決めてるんじゃないかといろいろぐぐってみたら・・・
そもそもゴルフは「あるがままにプレーする」のが大原則であるが
グリーン上の深いボールマークや、泥がついたボールをそのままプレーするのはあまりにも不公平、
ということで、1960年にボールマークの修復、泥の拭き落としの二つはオッケーになったようだ。
そんなに昔のハナシじゃない。
当然そのとき、スパイクマークのことも議論になったろうが、それまでオッケーすると
もうなんでもかんでも、こまかな傷や凸凹もスパイクマークだといって直すのや
ボールからホールまでのあいだをパターでトントン、ガードレールみたいにしちゃうのがでてくる?
まさかそんな奴はいねぇだろうと思うが、ホントにそんなことまで議論したらしい。
いずれにしても、ゴルフルールの総元締めのR&Aのじーさんたちが
これ以上譲歩しては「あるがままに」というゴルフの理念に反する、
この一線だけは越えさせないと死守したのかも・・・
昔いた会社のコンペで、グリーンに1m以上の長さのスパイクの引っかき傷がついていて
あいつだよ~。普段から足をずって歩いてる奴が前の組にいて、すぐに犯人がバレた。
あの頃はスパイクも金属の鋲だったから、余計に傷つきやすかった。
「あるがままに」の精神は受け継いでも、時代とともにルールも変わってゆくもんだ。
朝一ではついてないスパイクマークが、後半の組ではハンディとなるようなルールも
30年もすりゃ変わるかもしれないな。
そうそう、ホールアウトすれば、いくらでもスパイクマークは直していいんだから
後続の組のためにも、見つけたらせっせと直していこう。
「あるがままに」ほっておいたら、みじめなことになっていたカサブランカ
オレが支柱を立てて支えたおかげで、いい匂いをふりまいてくれてる。