
↑東京中日スポーツより
森徹といっても、どれだけの人が知ってるか?
オレがプロ野球に熱中しだした小学校5年、早稲田の4番だった森はドラゴンズへ
立教で4番を打ってた長嶋はジャイアンツに入団。
その一年目、森は23本のホームランを打ちながら、新人王は長嶋に取られた。
2年目、首位打者の長嶋に対し 森はホームランと打点の二冠を取って長嶋の上を行った。
たしかホームランは、大洋の新人桑田に2本負けてて、最終戦で追いついたと記憶していたが
このまえ、うろおぼえで、♪ 明かりをつけましょぼんぼりに お花をあげましょ ウメの花~ とかいて
そりゃ、桃の花のまちがいだろ!と突っ込まれ恥をかいたので 一応確認のため検索したら・・・
最終日に2本打って追いついたのは間違いなかったが、最終戦ではなく その日は阪神とのダブルヘッダーで
その第一試合だった。打った相手は、あの針の穴をも通すコントロールといわれた小山。
小山は通算100勝がかかった試合だったが、それは次のシーズンまでお預けとなった・・・
もう50年以上も前の話だろ?オレの記憶もまあまあだなと思ったら、物語には続きがあった。
以下スポニチ日めくりプロ野球より引用
「2本とも内角高めを打った。風邪をひいていて、思うように力が入らなかったが、逆に余分な力が抜けたのがよかったのかもしれない。一時6本差になった時はあきらめかけたが、チームメイトが励ましてくれたので心強かった。正直、打点王よりうれしい」と森。親交のあるプロレスラーの力道山から祝電も届き、上機嫌だった。
打たれた小山の談話は、1本目は「真ん中、やや外寄り」、2本目が「外角低め」としていたが、森は「2本とも内角高め」と言った。
打たれた小山の談話は、1本目は「真ん中、やや外寄り」、2本目が「外角低め」としていたが、森は「2本とも内角高め」と言った。
森は乱視に斜視という野球選手として致命的な欠陥を持っていたという。
そのためインハイのストレートが大の苦手だった。
それを隠すため、ホームランを打つたびに
「打った球はインコース高めのまっすぐ」と答え続けたんだという。
現役時代に森の目が悪いことを見抜いたのは、大洋に移ったときの監督であった三原だけだったという。
へ~、そんなこと今日初めて知った。
内角でも外角でも、ブリブリ振り回してた印象だけが残っているが・・・。
二年目までいい勝負をしていた長嶋は、その後国民的大ヒーローになり
森徹はいつの間にか、フェードアウトしていったな。
新聞には、杉下の「長嶋に負けまい、長嶋の頭を抜くんだと強引な打撃をしていた。内角打ちが得意でなかった
ため、死球になってもいいように自宅の柿の木に左腕をぶつけて鍛えていたほどだった」という談話が載っていた
が、そういうことだったのか。
子供の頃のヒーローの訃報に、チョッピリ寂しさを感じながら 球春という言葉がぴったりの
キャンプ便りを聞けば、オ~イおまえら、今年は 去年やおととしのようなことはないだろうな、
ほんとにチンタラやってたらケツ蹴っ飛ばすぞ、タニシゲ、オチアイ頼むぜイ。