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4.5日前から、冷蔵庫の前に赤い網袋に入った栗が転がっていて
 
「いつ、クリご飯出てくるんだよ!」
 
「剥くのがタイヘンなんだから・・・今晩しとく。」
 
 
 
これが秋の天気か?というような暑い碁会の朝、
 
栗とナツメとおなじみのスズメウリと、
 
ついでに転がっていたボールを集めてパチリとやってたら汗ダク。
 
「ウチの栗も一緒に剥いて」
 
「仕事、増やさないでよ!」
 
 
 
 
日暮里で、勝負の前のモーニングコーヒー。
 
囲碁・将棋チャンネルで将棋の加藤一二三特集やっててさ、
 
あいつは、ほんとに独りよがりというか変わった奴だな、と言ったら幹事長が
 
 
 
 
「学校の一年下でさ、学生の頃からプロだったよ」
 
「そうそう、神武以来の天才って言われてたもんナ」
 
「それで、将棋部の連中三人相手に目隠しでやってさ、丁度見てたんだけど全部勝っちゃったよ」
 
 
 
クリスチャンで、モーツァルトと同じなんとか勲章をローマ法王からもらったと
 
得意げに話してる姿は、ほんとに愛すべき天才。
 
対局中に相手のうしろに回って盤を眺めたとか、旅館の滝の音がうるさくて止めさせたとか
 
エピソードにことかかないが、一番面白かったのは観戦記者の次の話。
 
 
 
加藤が名人戦だかで立会人になり、机の位置がどうの、光の具合がどうのと直させたところに
 
羽生名人がやってきて、加藤が「これでどうですか?」と聞いたら
 
「加藤先生さえ、よろしければ・・・」と答えたというもの。
 
もう、このエピソードがすべてを物語ってるな。
 
 
 
で、こっちの名人戦。最近は出ると負けで持ち点が下がり
 
このままじゃ、昭和以来の天才の名がすたると
 
モンゴルの横綱なみの強さを発揮して 5戦全勝優勝!
 
 
 
 
もっとも2戦目の、持碁(ジゴ)白勝ちというラッキーがあって勢いづいたんだが
 
これはゴルフで言えば、同ネットながらハンディ勝ちっていうようなもん?
 
とにかく久しぶりの賞金にありつき、これも秋の恵みか?
 
 
 
 
「オイっ、ご飯よりクリのほうが多くないか?」
 
「めんどうだから全部入れちゃった・・・」
 
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 ← ま、明日、明後日もあるし、おいしくいただきました。