
梅が咲き、沈丁花は香り、
マゴは大事にしているパンジーをむしり、
おいっ写真撮って送るヒマがあったらやめさせろ!
”Spring has come"
中学1年の英語の教科書「Jack & Betty」の
1ページ目は、このフレーズで始まり
スプリングとは文字通りバネ、
ココロ弾むというイミだと教えられ
京都じゃ、教会がやってた英会話教室に通い
そこで知り合った赤毛のティナ。
来日して2ヶ月というイタリー系のアメリカーナは、すっげぇ巻き舌で
イレェクトリッ
エッ?
イレェクトリッ
何回聞いてもわからず、手帳に書いてもらって・・・電気かい。
神社仏閣には興味なさそうで
「パチンコやりたい」
それならオレの得意科目や。
そのころは電導じゃないし、手とり足とり・・・足はとらねェか・・教えて
ファンタァスティックとオーバーアクションで喜んで
いよいよオレにも春が来たかと思ったのに
サクラが散り始めたら「グッバイ キィオト」と手を振るティナを新幹線のプラットホームで見送った。
ハヤッ Spring is over や。
窓の外は結構な雨だな。
イルカの物語はもうちょっと持ったのに。
明日は碁会だというのに、ロクなこと思い出さない。
またジーさん連中にエサまいてくるだけか。