
時間になっても組長が来ない。
電話しても呼び出し音が鳴るだけ、しょうがねェから行くか。
マスター室に、着いたら追っかけるように言い残して1番のティーに立ったところに着信。
「あの、スタートのお時間ですよ」
「え~~っ?」
御宿の隠れ家から来る組長は、まだ茂原辺りであと小一時間?
どうも、雨でやめた金曜のスタート時間と混同したようだ。

言いましたよ、ちゃんと・・・
ボート屋に攻められ、某君は
クチとんがらかせてたけど。
スタートしてすぐにウインドブレーカーを脱ぎ
2番でセーターを脱ぎ、このままいったら・・・
3番で組長が到着、なんだかんだイイワケしてたが
今度から本妻に連絡しとくか。
天気はいいし、今日来てないアイツやコイツの悪口をいいながら、
笑いっぱなしの楽しいラウンド。
「砂が入ってるから強めに打たなくちゃ」
「そんな事言って3パットさせようと思ってるでしょ」
被害妄想気味の、ダボパットがうまいのや
「カット打ちだァ?なまいき言ってんじゃないよ」
というクチだけは達者なのと廻って85、
真正面から夕陽があたる、帰り道のつるみつばさ橋、
むこうにベイブリッジが見える。
帰宅したら、さつまいものいい香り。
ここんとこ、お粥生活だったナニが
いなかから送られてきたイモをふかし、バターを乗っけて食べている。
オレにも・・・
「これ、夕ごはんでいいか・・・」
「オイッ!」