
秋葉原にある電子部品会社の若い営業マンが
神田大明神の熊手を手に現れた。
毎年新しいのを持ってきてくれて、古いのは引き取り
しかるべきところに納めてくれてるようだ。
”何だカンダの行き違い、彼女はとうに飽きハバラ、
ほんとにオカチなことばかり、ヤマテは消えゆく恋でした”
柳亭痴楽の「恋の山手線」・・・知らねぇか、まァいいや
ちょっとそれ持ってそこへ座れよ、記念撮影だ。
「アッ、カオはいらねぇから!」 ケイタイで パチリ。
これで「福」をかき集めて、ついでに「ニギリ」もごっそりって
ヨクかいちゃいけねぇ。
ケンキョに、すきまからこぼれた落ちた奴を拾い集めるか・・・