
ローソクとボート屋は、偶然にもヨネックスの同じ固さのアイアンを使ってて
ちょっとシャフトの色が違うだけで、よくキャディーさんが間違えてバッグにさしてた。
自宅近くの駐車場で車上荒らしにあって、ゴルフバッグを盗られたとボート屋から電話があり
こういう場合、ゴルフ保険は下りるのかと聞いてきた。
自慢じゃないが、オレはゴルフ保険にかけちゃちょっとしたもんで
八王子のゴルフ場の玄関で、皮のバッグを置き引きされた時や
松の木にシャフトを巻きつけて折った時、
河川敷で芝の下に隠れてた石を打って5番アイアンの首が吹っ飛んだ時、
愛媛の地クラブのドライバーのヘッドが割れた時など、
多分、合計すれば掛け金以上の保険金をもらっているが
確か、ゴルフ場と練習場以外の場所じゃダメだぞと言うと、かなりがっくりしてる様子。
最近レースで大きいの当てたという話も聞かないし、奴のことだから、もうゴルフやめた
と言い出しかねないと思って、とりあえずオレの前のキャディーバッグ廻すからと・・・
すぐに3号に電話して「オイ、どっかに余ってるクラブないんか?」
組長や、Uさんのところならありそうだけどシャフトの固さが違うしな~、
死んだオヤジのならあるけど・・・お、それいいかも一緒に遊んだ仲だし・・・
でも、又盗られたらシャレになんね~・・・あ、ローソクさんの同じアイアンは? それだ!
早速ローソクに電話して「アイアン、ボート屋にあげれば?」
「じゃ、オレの買ってくれるのかよ?」 現役を引退してるのに相変わらず商売上手。
「な~に言ってんだよ、余るほど持ってるくせに」
夕方、ボート屋から電話があって
「アイアン、ローソクがくれるって。ジョンナムもパターがあるっていうし
あと、中古のウッド類そろえれば・・・オレも少し元気がでてきたよ。」
いつも強気のボート屋がシンミリ言い、オレも「そりゃよかった」
人数計算のアテが少し狂った人もいれば、予期せぬ出来事に喜ぶのもいて
それぞれの秋だけど、メンバーをそろえておくのは苦労がいるっちゅうことだ。