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山茱萸に けぶるや雨も 黄となんぬ  @秋櫻子



冷たい雨が、夜になって雪になり、黄色い山茱萸の花も寒そう。

こんな日にゴルフの人は、よほど日頃の行いがアレだな

ということは、おいといて・・・



平家の落人の里、宮崎県椎葉村に伝わる民謡「稗つき節」。

その歌いだしは ♪ 庭のさんしゅう~のォ~木ィ~

っていっても、知らない人がほとんどだろうけど、

ワタシの母方の死んだお祖父さんは、

宮崎とは縁もゆかりもなかったけど、酔っ払うとよくコノ歌を歌っていた。




この「さんしゅう」と言うのは、おなじみの山椒の木じゃなくて

キイロの花が咲くサンシュユという木のことだと教わった。



植木市でみつけたこの木を、お祖父さんの思い出に植えて

受け売りのウンチクを、みんなに話していたけど

今日、一応確かめとこと、椎葉村役場のホームページを見たら

なんと、ナント、ナント さんしゅうとは山椒の木とすることを

公式見解とすると書かれていた。



あちらの地方では「さんしょ」を「さんしゅう」となまって言うことがあり

そもそも「山茱萸」は江戸時代に漢方薬として渡来したもので、平家の時代にはなかった

というのがその理由。



だけど、わざわざ公式見解まで出すくらいだから、今まであやふやだったんだろう。

今度あっちに行ったら、お祖父さんに教えてあげなくちゃ。