
黄色のアラマンダ、
冬場は室内に引っ込める南国育ち。
夏のあいだ、次から次に花をつけ楽しませてくれる。
「スモモは熟したか?」
「アラマンダ・・・」
なまりの強いひよどりが、
色づいてきたスモモを狙ってるのはマチガイナイ。
1/3ほどつつかれた実が、杏の木の根元に転がってるのを見て
あわててハシゴをかけ先手必勝、収穫した。

サクランボは結局、一つも口に入らずじまい。
そろそろと思ってたある朝、
木一杯にひよどりが群れて、残らず食い散らかされた。
あいつら、どこに食べ頃の実があるか、チェックと連絡網がスゴイ。
スモモの熟したのは甘くて、鳥も食べ易いかもしれないが
その一歩手前のまだ固いののほうが、酸味と甘みが絶妙に調和し
シャキシャキした歯ごたえで一番ウマイのを知らね~な。
けど、家の者に勧めても
「酸っぱいの、いらない」
「そんなことないよ、食べてみろよ」
「イ・ラ・ナ・イ・」
冷蔵庫で冷したのを毎日、
ヒヨドリとナニとムスメの前で
これみよがしに、丸かじりしてる。