イメージ 1

この前、何番ホールだったか
ふっと、金木犀の香りが漂ってきて
「ほう、もうそんな季節か・・・」




  題桂花美人    高啓


  桂花庭院月紛紛   桂花の庭院 月紛紛、
  按罷霓裳酒半醺   霓裳を按(あん)じ罷(や)みて 酒半ば醺ず。
  折得一枝攜滿袖   一枝を折り得て 携(たづさ)へれば袖に満ち、
  羅衣今夜不須熏   羅衣今夜 熏(くん)ずるを 須(もち)いず。

 

  桂花(けいか)とは、金木犀のこと。
  中国では、月の中に桂の大木があるといわれている。



  金木犀の花が香り咲く庭には月の光があふれかえり
  美女が踊りを終えればちょうど酒も良いころあい
  一枝折って袖に入れれば
  今夜は薄衣に香を焚くまでもない



この能書きをムスメに語ってたら
「うちに金木犀ないの?」
あることはあるんだが、日当たりが悪いのか
一度も花が咲いたことがない。



トイレの芳香剤じゃ、代わりにならんか?