ヒッチハイク

１～２年働いては、貯めたお金で旅行を楽しんでる放蕩ﾑｽﾒが
一ヶ月あまりのカナダ旅行から帰ってきての一声が
「あ～、楽しかった。みんないい人たちばっかりでさ～」

あちこち巡り、最後にカナディアンロッキーから帰る時の話。
そこからバスで１６時間かかるＢＣ（ﾌﾞﾘﾃｨｯｼｭｺﾛﾝﾋﾞｱ）まで戻って帰りの飛行機に乗る予定だった。
夜の８時すぎにバスが来たけど、現金ｵﾝﾘｰでｸﾚｼﾞｯﾄｶｰﾄﾞじゃだめだといって出発してしまったそうだ。

そこでﾀﾞﾚに似たか対抗心が起きて
「ええい、絶対バスを追い越してやる」
とヒッチハイクをはじめたらしい。
「一度、やってみたかったんだ・・・」

最初にカップルのクルマに乗せてもらい、
１００ｋｍぐらい走ってｶﾞｿﾘﾝｽﾀﾝﾄﾞで降ろしてもらったところ雨が降ってきて
次のクルマが捕まらない。

そこにカップルの女のひとから
「さっきの日本人の女の子、まだいる？」
と電話がかかってきて、飛行機のｷｬﾝｾﾙをしてくれたうえに
ｽﾀﾝﾄﾞの店員に泊めてやってくれと頼んでくれたという。

店員の家に行くと、丁度ホームパーティーをやっていて
ごく普通に歓迎されｿﾌｧｰで一泊。
次の朝みんなぐっすり休んでいたので起こすのもなんだと置手紙を書いて出発。

コンビニでダンボールをもらってヒッチハイク用のボードを作り
結局、９００ｋｍを４回乗り継いで帰ってきたらしい。

途中、乗せることはできないけどガンバレよと言ってバドワイザーをくれたり
乗せてもらったうえに、食事までゴチソウしてくれたおじさんがいたりと、
「みんないい人ばっかだったな～。バスより大分遅れたけど旅はめぐり合いだな～」
興奮してまくしたててたけど、家中でオマエはアホやと言われて只今爆睡中。

写真はおみやげのカナダの花の種と、貰ったバドとボード。
いらんもの持ち帰って・・・
動画はｶﾅﾃﾞｨｱﾝﾛｯｷｰの前に行ったというナイアガラ瀑布。