月曜日の雨は、疲れた身体とココロにいいな~。
昨日の大相撲千秋楽、朝青龍はズルズルと後退してあわやと思ったら、
鮮やかに右からの小手投げで、白鵬を投げ捨てた。
そのあとのガッツポーズ、花道でのバンザイ!
素直に、無邪気に喜びを爆発させて、
それはそれでおめでとうと言ってやりたいし
ちゃんとガチンコ勝負も見て取れた。
しかし、相撲も変わったね。
昔は勝って喜びを表すのは恥で、
負けた相手を思いやる情けがあった。
まあ相撲も、これだけ国際化して、
日本の文化を押し付けることもないんだろう。
だが、囲碁、将棋の世界ではまだ「惻隠の情」が残っている。
TVで勝負がついたあとの二人を見ていると
たいていは、勝った方が姿勢を低くし、申し訳なさそうにしている。
負けた方は胸を張って、
ここだけ見たんじゃ、どっちが勝ったかわかりゃしない。
日本人にはもともと、そういうココロが受け継がれているんだろう。
オレなんか惻隠の情のカタマリみたいなもんで、
囲碁で上手に勝っても、うれしさを押し隠して
しかめっ面で感想戦をやる。
まるで、雨の日にひっそりと咲く椿のように。
そういうのは、ソクインノジョウとはいわね~か。