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40年前でも松茸は貴重だった。

下宿のみんなで集まっている時
「松茸喰いて~な~」
といったら広島出身の奴が
「そんなの実家の山に行けばいくらでも採れるよ」
と大きいことを言う。


それなら、送ってもらえよの一言から
ミカン箱一杯の松茸が届いてビックリ。
奴の実家は一時、ヒバゴンという怪獣で騒がれた比婆郡の山奥。


早速、マツタケ入りスキヤキの大パーティー。
欠食学生達がウマイウマイと食べすぎ、飲みすぎゲロをはきまくってノックアウト。


翌朝、下宿のおばさんに残ったマツタケを持って平謝り。
オレはどうしても松茸ごはんが食べたかったので、ついでに作り方を聞いた。

「塩水にしばらく漬けるといいよ」
その通りにしたつもりだったが、
水分の量を間違えてビチャビチャだった。



今年も信州の叔父さんから松茸が送られてきた。
今夜は松茸ごはん。

「うまいな~。このマツタケ、作る前に塩水に漬けた?」
と、ナニに聞けば
「そんなことしないよ、誰がそんなこと言ったの?」


いや、ウマけりゃなんでもいいんだ。