「四万六千日」と呼び、この日にお参りすると
四万六千日(126年)毎日、お参りしたのと同じ功徳が得られると言われている。
オレも大昔に彼女と行ったな~。
梅雨明け前の、蒸し暑い人混みの中を
ほうずきの籠をぶら下げて歩いた。
帰りの銀座線に乗り、車両のつなぎ目のステップの上にその籠を置いてたら
カーブで揺れた拍子に倒れ、ガシャンと飾りの風鈴が割れた。
と、ここまで書いてナニに
「オ~イ、昔、ほうずき市、行ったよな~?」
「行ったョ」
「その帰りに風鈴、割った?」
「風鈴なんか、買わなかったよ」
「イヤ、ほら、ほうずきに付いてた奴」
「大体、ほうずき買わなかったもの」
あまりに昔のことで、記憶があやふやになっている。
あの頃、何回か行ったから
まだ、お参りの効果は残っているだろう。
庭の片隅のほうずきも
ほんのり色づいてきた。