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頭が少し風に吹かれている、
木枯らし一号のホームコースに攻め入ってきた。

朝、結構な風と雨が降っていたが、
皆が出たのを確認し、
昼には止むというのを信じて、オレもボチボチ出発する。

バブルの絶頂期に造られたこのゴルフ場は
パチンコ屋かホテルと見まごうばかりのクラブハウスで
中の柱や壁は大理石。

当時は食堂にホテルオークラが入っていたといい
階段の壁には、エミール・ガレのガラスの花瓶がいくつも飾られていて
往時をしのばせる。

何度か来たことがあるが
バンカーのヘリが枕木みたいなもので囲まれている
ピート・ダイの設計で
広いワングリーンにはいつも苦戦。

木枯らしは最近、尿酸値が高いとかで
納豆とサバを食べて血をサラサラにしてるんだとイバッているので
「あんた、髪の毛は昔からサラサラじゃない」
と言えば、もう一人が追い討ちをかけて
「サラサラというより、ほとんど・・・」
「それ以上は言うな!」
と、舌戦でスタート。

昼には止むはずだった雨には一日中降られ
ピートダイのワナに捕まり、46,48とさんざんのデキ。

途中、木枯らしが
「ホールのフチがかけてるのが気になるな~」
と言うので
「そんな細かいこと気にしてるから心臓の血管が詰まるんだ」
と反撃しても、やっぱりホームコースの利、
返り討ちにあってしまった。

帰るころになってやっと雨が上がったので
「もう、ハーフやるか?」
とみんなの顔を窺っても
「一人でやったら」
と冷たく言われ、
濡れたカッパと手袋をビニール袋に入れて帰ってきた。

まあな、こんな日もあるさ。

写真下は、突き出した島の上がグリーンのショートホール
雨に煙っている。