東京駅より皇居の中を通って歩いて行く。
大手門より入り北桔橋門(きたはねばしもん)に抜けるコースは
朝早くから、見物客がいるが半分は外国人だ。
奥まったところに、でかい石積みの天守台がある。
江戸城には58メートルにもなる天守閣があったが、
建立されてからわずか18年後の明暦の大火(振袖火事)で
消失し、再建案もあったというが、江戸市民の救済の方が先だと
以後再建されることがないまま現在に至っているということだ。
どこかの議員さん達も真っ青な話である。
今はその日本最大の五層天守閣が建っていた天守台のみが残っているのだが
天守台石垣はほぼ旧態どうりの完全な姿だという。
天守台の上からは日比谷のビル群が望める。
昔は日比谷のあたりまで海が入り込んできており
そもそも日比谷という地名も海苔ヒビからきたんだという。
囲碁会の帰りには冷たい雨が降り出していた。
明日、ゴルフに行く連中は・・・
いや、余計なことを言うのはよそう。
追記
一番下の写真は皇居北の丸公園にある清水門。
警備の人もいず、ひっそりとある。外は九段。
池波正太郎の「鬼平犯科帳」に”清水門外の役宅”というのが出てくるが
火付け盗賊改めのウチはこのあたりだったのか?