カートに積まれた4本の飲料を見て
「誰だ、この暖っかいお茶なんか飲んでるの!」
と先々週のリベンジに燃える”木枯らし一号”が言う。
「オレんだよ」
寒かったので暖かいのを買って行ったのだ。
「なんだ、ジジくさいな~」
はじめから、挑戦的だ。
風はないが、やはり陽が射さないと寒い。
「寒いから早く打て!」
「寒いからへんなところへ打つな!」
「寒いからスリーパットするな!」
「寒いからション**しよう」
なんでも”寒いから”を頭につけての会話。
だが、一号は闘志が空回り、ダボを連発したうえ、
ロングで9をたたいて午前はジ・エンド。
「スコア、ちゃんと書いといてよ、もうオレ書かないから」
オレはしっかりマイペースで39。
「悪いけど、オレ午後から無口になるから」
一号はそういって後半戦を頑張ったが87、
オレは集中力が一日持たず、
やっぱりの45でトータルは84だったが、返り討ちにしてやった。
午後、予想外に太陽がでてきた。
やはり、太陽は暖かい。背中に少し、汗をかくくらいになった。
ノムヒョンの「太陽政策」も、あながち間違ってはいないのかもしれぬ。