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秋雨に、萩の花がこぼれ散っているのも風情がある。

先日、TVで元気象予報官の倉嶋厚さんが
「秋の長雨を”萩散らし”と呼びましょう」
と言っていた。

「春には”卯の花腐し”(うのはなくたし)とか”菜種梅雨”という云い方があるように、秋にもあっていいんじゃないでしょうか。」
彼が考案したようだが、なかなか面白い表現だと思って聞いていた。

「一家(ひとつや)に 遊女も寝たり 萩と月」   芭蕉

萩に月はつきものである。
明後日の6日が仲秋の名月だが、雨よ降らないで欲しい。
そうでないと、マジックが減らない。

それはさておき、萩の花が散って、葉が黄色く枯れてきたら根元からバッサリと刈り込み
落ち葉などと一緒に”焚き火”をして燃やしていた。

パチパチと燃える音や、煙の匂いを楽しんだものだが、近頃はダイオキシンがどうのといって、
それも憚られる。

座頭の市じゃないが、いやな渡世になったものだ。
そういえばザトーイチの膝は治ったのか?