朝、3:30に東名横浜に乗ると、すでに帰省渋滞がはじまっていた。
お父さんたちは大変だと思いながら、オレ達は急ぐ旅じゃないからと、助手席で熟睡。
いつもの4倍の時間がかかって釣り場に到着。
前回、近くに行った時、目星をつけていた場所で、二人がやっと入れる小場所。
釣り人は初めての場所を開拓するのが楽しいのだ。
車から道具を運び込むのも大変な場所で、
「こりゃ、満潮になったら帰れないな。」
「どうせ、一日中やるんだから」
と言いながら釣り開始。
すぐに、いい当たりがあって大合わせしたがスッポ抜け、サオと糸が頭の上までせり出している木にからまる。
「なんだよー、くそ~!」
といいながらはずそうと悪戦苦闘しているのを見て子供がわらってる。
すると今度は子供が根がかりで苦労。
「みろっ!」
かかるのは、ベラをはじめ餌とりばかり、それに根がかりと上の木にからまること数度。
そのたびに仕掛けを作りなおして面倒くさいことこのうえなし。
昼近くなってどちらからともなく
「帰ろうか?」
これから他の場所へ行く気力もなく、ダラダラと道具をカタズける。
「釣れなくてもいいから気持ちよくやりたいよな」
「根がかりや木にからまったんじゃ、リズムがでないよ」
「もう、ここも、来ね~ぞ」
といつものせりふを吐きながら撤収。
時間が早いのでちょっと寄り道をし、長岡温泉峡の日帰り温泉に入って2:00に帰りの東名に入った。
下りはまだ渋滞が残っていたがこちらはスイスイが、いきなり、石がぶつかるような音がしてヒョウが降ってきた。
マドが割れるんじゃないかと思うほどの恐怖を感じ、すぐに足柄サービスエリアに避難。街中より安いガソリンをマンタンにして帰宅。
結局、温泉に入りに行っただけじゃないか。