スタート前のティーグラウンドで若いM君が
「7月も、もう終わりですね。」
と言うと
「光陰 矢の如し」
「一寸の光陰 軽んずべからず」
「少年老い易く 学なり難し」
おじさん達がありったけの知識を口走る。
昔の少年達も老いた。
久しぶりの青い空に白い雲が湧き、夏空だ。風も気持ちよく快適。
「ほら、赤トンボが飛んでる」
おぼつかなげな飛び方ながら、たくさん飛んでいる。
「エッ、もう、赤トンボですか?」
とM君が不思議顔。
「そうだよ。まだ色も黄褐色だけど、今頃、このあたりの水辺で孵化して、夏の暑い盛りは山に避暑に行くんだ。だから夏に山に行くと飛んでいるだろ~。秋になって又、里に下りてくる頃には体の色も赤くなってるんだ。」
とウンチクを言うと、ヘ~と聞いている。
「これをトンボ返りというんだ」
と言うとこれも納得している。
「ウソウソ、これはウソだけど、前の話は本当だよ」
「なんだ、又、だまされるとこだった」
いつだましたよ!。
コンディションは言うことなかったが、スコアは44,44の88
オレの梅雨は、明けないまま秋になりそう。
写真は茶店の上を飛ぶ赤トンボとバンカーのトンボ、やっぱり、オヤジかな。