いやー、穏やかに晴れて良い天気だった。今日もH千葉C.Cを、T島氏とT橋兄弟とでまわった。途中では汗ばむほどで、上着を脱ぐくらいの上天気。しかし、先日の雪が斜面や日陰にはまだたくさん残っていて、その中に打ち込むとズボッと埋まってしまい探すのがたいへんだった。なんでもここは、1週間クローズして、やっと、昨日営業を再開したんだとか。

今日はもともとUさんがくるはずだったが、昨日、ゼエゼエ声で電話があり、
「風邪ひいたあ。申し訳ないけど明日はかんべんしてえ」
というわけで、T橋兄弟と3人でまわる覚悟をしていたところへ、冬眠中のはずのT島が今日の天気予報があまりに良いので
「どっか空いているとこないのか?」
と、渡りに船というか、飛んで火にいるというか、おあつらえ向きに電話があり4人集まった。

7時32分、1番目のスタートだ。中コースの2番ショート。T島氏、グリーンが凍っていて手前から攻めたがはねて池へ、3番もドライバーを池にぶっこむ。この季節のこの時間のスタートなら凍っていてうまくすれば跳ねて出る場合もあるが、今日は気温も高めで、池の陽のあたっている部分は解けている。

午前は2時間でまわって、食堂では朝定の納豆とシャケを食べて、午後の部は西コース。
T島氏は1番で又、ドライバーを池へ。
「今日はばかに、池に好かれてるね」
3番のショートでも右に打ち出したボールが木にあたり、斜面をコロコロ落ちて、池の氷の上をツーと滑り、割れ目に消えた。普段はステディーで方向性の良いT島氏にしては珍しいことだ。

8番ホールが終わって、T橋兄弟の弟のM明君が
「T島さん、最終にも池がありますよ」
「だからどうしたんだ?」
「あそこに入れれば、池の完全制覇ですよ」
とからかった。
キャディーさんに確認すると、指折り数えて、
「中西コースに池のあるホールは5つでーーす。」
オレがダメ押しをした。
「だけど、最終の左の池は1番で入れたのと同じ池だから、右の池に入れなきゃ、完全制覇とはいえないよ、まあ、左に入れた場合は準パーフェクトだな」
更に、
「全面クリアしたら記録だな」
とか
「五冠王」
「池名人」
とさんざんみんなで笑いあって最終ホールへ。T島氏のドライバーは右目に出て池超えの2打目。
「ここで池へ入れたら男だがな」
というのを聞こえないふりして、しかし、さすがというか、ダフリもせず2オン。
「面白みのない奴だなあ」
とかいわれながら、風もなく絶好の日和のゴルフを楽しんだのであった。

オレか?オレはかろうじて90を切ったヨ。