玄武(池袋) | 本を片手に街に出よう

玄武(池袋)

玄武
 いやあ池袋ってラーメン屋多いですね。
 今回は「玄武」です。
 実は自分的には太麺があんまり好みではないのですが、池袋では有名店のうちの1つらしいので紹介します。


 店の名前の「玄武」ってのは古代中国の東西南北をつかさどる四神のうち、北をつかさどる神で、亀に蛇 が巻きついた姿とされています。

 そして、残る「青竜」「白虎」「朱雀」は、メニューとして出てきます。

 いわゆる横浜発祥の「家系」の流れを汲む店で、いろんなダシで長時間煮込んだ豚骨醤油系スープ+太麺+麺の固さ、スープの濃さ、油(鶏油)の量が選択可能、というお約束通りのスタイルです。

 メニューが沢山あるのもこの店の特徴。
 トッピングや調味料も変わったものからオーソドックスなものまで多数。
 どれを頼むか、ほんと目移りしてしまいます。


 で、結局「なにもかも普通の」とんこつ\950-をチョイス。自由に選べる、っていうのは意外と選択が限定されるという悲しい性を表面化させてしまいました…

 きれいで洒落た内装、今風なBGM、さりげなくカウンターに設置されたヘアバンドなど、女性も意識した店なのでデートコースなどにも使えることでしょう。



 さて折角「玄武」なので、それで何か連想できるかな?と考えたところ、昔読んだ漫画で「哭きの竜」という麻雀漫画がありました。

 1巻の各章が「青龍」「朱雀」「白虎」「玄武」なんですよね。#マニアックかつ強引かな?





 この漫画、主人公は「なく(ポン、チー、カンをするってことね)度に手が高くなる」類稀なる強運の持ち主「竜」。
 竜は極道の代打で頭角をあらわします。そして東西、親子と血で血を洗うような抗争真っ只中の極道達が竜の強運にあやかろうと、次々と竜を我が物にすべく勝負を挑むが…といった感じで麻雀+極道が織り成す、こてこての任侠ストーリーを展開します。

 麻雀漫画なのに、ちっとも麻雀の参考にならないところがまたステキなんですよね。


 さらに、この漫画の最も印象的なものは、寡黙な竜がたまに言う台詞、その他癖のあるキャラ達の台詞です。
 これが意味不明気味だけど破壊力抜群のフレーズで、若かりしころ麻雀にハマっていた時分は、よく真似したものです。


 ~竜のスカした名台詞達~

 早く打ちなよ 時の刻みはあんただけのものじゃない
 ふっ 和了(あが)れる方だ
 あんた 背中が煤(すす)けてるぜ
 捨てた牌は表の世界 手の中の牌は裏の世界 己れの裏側だけは見せられない


 ~そして決定版!強烈にイカす、竜のライバル雨宮の台詞。竜がなくたびに「ひとつ~」って感じでつぶやく~

 ひとつさらせば 自分をさらす
 ふたつさらせば 全てが見える
 みっつさらせば 地獄が見える

 見える見えるおまえが見える
 見える見える地獄が見える
 見える見える堕ちる様


 ~~

 特に雨宮のやつは、やたらとポン、チーする奴がいると、必ず言ってましたね。
 知っている人同士だと、馬鹿ウケしちゃいます。
 何度も使っているとあきますが。

 書いていたらなんだか久々に麻雀やりたくなってきました。
 雀荘行く元気は無いからゲームにしとこうかな。
 タダで出来る麻雀ゲームとかないですかね?


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