大森西 はせ川

休日の昼下がり、はるばる環七を南下して、大森くんだりまで来たのも、もはや執念のシリーズ「鰻屋巡り」のため。創業80余年、国産の活鰻、紀州備長炭、三代引き継いだ秘伝のタレと王道三拍子揃った老舗「はせ川」を探して三千里。
で、何にビビったかというと…初の閉店に遭遇?
環七に確信犯の路駐をし、はせ川を探す…住所をちゃんと控えてなかったため、大森西の町工場3:建売系住宅7といった感じの町並みを20分近くぐるぐると歩き回ったあげく、何となく予想した通り、駐車した場所から意外と近いところで看板発見。
よし!程よく歩き疲れて腹も減ったぞ!絶好の鰻モードに…
が、しかし、何かがおかしい…ミョーに外観がみすぼらしく、人の営みの気配が感じられない。店のドアも昔の実家の勝手口のようなたてつけである。
ドアの横には「好きです!鰻」(だったかは定かでないがそれらしいコピー)のポスターが。
まあまあ、みすぼらしい店にも名店があるというじゃないか。もしかしたら鰻一筋の頑固親父がいて、とてつもなく美味い鰻を客に食わせる事以外は何一つ気の使えない店かも知れないし。
今日は休みだぞバカヤロコノヤロ、とか言われるのかな?と恐る恐る、ドアをあけてみると…あれ?やっぱり閉店…というか廃墟だぞ?
も、もしや、廃業ですか?
そんな…ってな感じでヨロヨロとあたりをうろつくと、あ!十数メートル並びに立派になった「はせ川」があるじゃないですか!
なんだ!豪華絢爛にリニューアル済みだったのね!旧はせ川と違って看板がかなり高いところにあるので気がつきませんで。
店内もモダンで綺麗な内装です。
ほっとして思わずまたまた特上奮発してしまいました。
三枚乗せです。自慢しているだけあって炭火の香りたつ、やわらかくて甘めの鰻がとっても美味いです。
長々と書いた割にはつまらん話ですみません。
駐禁きられる、といったようなオチも残念ながらつきません。
鰻屋に行こうと思ったけどなかなか見つからず旧店舗を勘違いしたりしたけど結局は見つけて特上食いました、以上。ほんとは1行で終わる話ですね。
うな重特上 ¥3,700-