【読み物】裸のNTT | 本を片手に街に出よう

【読み物】裸のNTT

著者: 別冊宝島編集部
タイトル: 裸のNTT

 

 Bookoffでふと見かけ、仕事柄関わることもあるので興味本位で衝動買い。

 いやあ笑わせて頂きました。

 さすが超巨大企業。いろんな人達がいて、いろんな事件が起きますな。

 

 NTTさんは、主に新人研修期間において鈴鹿にある研修所に全員集合するのだが、そこで社内恋愛になることが多いらしく、そうしたペアを「鈴鹿ップル」と言うのだそうだ(実際、仕事を一緒にした社員の方で鈴鹿ップル→ご結婚、という方を知っている)。

#確かに恋愛関係に発展してしまうくらい研修期間が長いんだ、これが…親方日の丸だけあって許されるコストが違うね!当社はたった数週間だもんな…

 

 分社のエピソードや、グループ会社の力関係・位置関係を車に例えて語るところも笑える。

 NTT東日本=カローラ

 NTTコミュニケーションズ=ベンツ3シリーズ(3っていうのが絶妙)

 NTTデータ=クラウン(いつかは…ということらしい)

 NTTドコモ=スポーツカー…

 持ち株会社に至っては、スタッフ部門=みこし(タイヤはついてない)、研究部門=霊柩車(近寄りがたい)、だって。

 

 NTTさんに比べたら自分の会社は原チャリ程度だが、そんな小さな会社内でも部署毎の文化みたいなものがあって、いやはや酒の肴には事欠かない。

 

 ところで、今でこそ超メジャーなNTTドコモさんも、携帯電話の黎明期においては端のセクションだったらしく、移籍する人は左遷扱いに近かったそうだ。近年、「うおー!どんな手を使ってでもドコモに行っとけば良かった!」と未だに大後悔しきりの社員さんを少なくとも3名は知っている。

 

 まさにこの世は栄枯盛衰あり、下克上ですね。