マシニスト
#ハングマンゲームってのをこの映画で知りました…絵的にシュールでちょっと気に入ったのでペイントブラシで書いてみました。ああ…明日も早朝から仕事なのに何やってんだか…
あの傑作『メメント』を超えた究極の物語!だそうです。
っていうか究極に痩せこけた骸骨ベイルが衝撃的に話題をかっさらっている映画である。
○映画の目玉、力石徹或いはシリアスなボヤッキー、クリスチャン・ベイル。
批評家から絶賛されているが、観てそれは納得。この映画、何が怖いって彼自身が何よりも怖い!そんな窪んだギョロ目でこっちを見ないでくれ~!っておいおい突然キレるなよ~!
新バットマン、クリスチャン・ベイルの演技は圧巻。さすがほんとに断食30Kg減量しただけあって、研ぎ澄まされっぷり&頭のネジのはずれっぷりがかなりキテる。
まさに力石ただいま減量中!状態ですわ。
#折角の超減量ボディを見せまくりたいのか、やたら上半身裸でウロチョロしつつ、洗面所で手洗いまくり。そして必ず疑心暗鬼な表情で、何かに気づくんだよね…うーん、しかし洗面所ってのはほんとこの手の物語ではベタベタな舞台ですよね
○映像が綺麗だ
映像はラストの真っ白を除き全体的に青みがかった感じで薄暗いが、どろどろしたサスペンス的雰囲気を盛り上げながら同時にアートを感じさせる。
むしろ自分にはアート濃い目で怖さは薄めに映った。
#どのシーンを切り取ってもいい感じのPC壁紙ができそうな…
音楽はそれらしいが特筆なし。良かったと思うけどクリスチャン・ベイルの演技と映像のほうに意識をとられ特に覚えていない、というのが実際のところ。
○メメントよりは覚えやすい伏線
物語には細工が沢山してあって、全てはラストにつながっていく。ハングマンゲームの答えは?なんで時計の1:30がいつも映るのか?ROUTE666とは?謎の男アイバンとその赤い車の正体は?分かれ道の本当の意味は…何をどう書こうとしてもネタばれになりそうなのでやめます。あんまり解説いらない映画だし、兎に角スクリーンに集中して観るべし!
正直、展開そのものはさほど衝撃的ではないのだけど(途中で気づいてしまうし)、最初から最後までクリスチャン・ベイルにヤラレっぱなしだったのと、映像の切れ味が良いので楽しめた。
○衝撃の?ラスト
ラストはほんと「お疲れ様」という感じ。
しかし劇中あそこまで不気味さを煽ったんなら、最後も「…後味悪!」な終わり方でも良かったような…なんか「真っ白な燃え尽き具合」にこれまた「あしたのジョー」的すがすがしさを感じてしまった。
メメントのラスト(というか最初か?)、ガイ・ピアースの妄想200%無限ループぶりのほうがよほど怖かったぞ。
BGM->Avril Lavigne"Under My Skin"2004
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