【読み物】オトナ語の謎。 | 本を片手に街に出よう

【読み物】オトナ語の謎。



著者: 糸井 重里
タイトル: オトナ語の謎。


 腹筋が痛いっス!著者のWWWサイト上での企画をまとめたものだが、このセンスと才能、遊び心、人脈、ほんとすごい。
 
 電車の中では読まないように。我慢しきれずに笑い出す一部始終を向かいに座った人に見られても恥ずかしくなければ可。

 IT業界にも、変な話し言葉はいっぱいありますよね~

 落ちる、バグる
 死んでる、生きてる
 叩く
 かぶせる、のっける

 などなど。

 本にも掲載されてますが、デフォルトは多分IT業界発じゃないかな~
(仕事がら初期値・初期設定について扱う場面が多いので…でもこの単語、債務不履行って意味もあるんですよね…)

 最近面白かったのは、「前提をきる」

 システム開発の受託などでは、そもそも発注内容がぼんやりしていて曖昧なことが多く、見積する時に前提条件(もしここがこうなっちゃったらお金追加ですよ、みたいな仮定の条件)をたくさんつける。
 でも大体においてお金が追加出来たことは少ないのであるが。

 「ここんところはヤバいですね。前提きっときますか?」という風に使う(らしい)。

 仁義をきる、タンカをきる、からの発想かな?

 確かに、ある意味やくざな業界ですが!