【ビジネス】内側から見た富士通「成果主義」の崩壊 | 本を片手に街に出よう

【ビジネス】内側から見た富士通「成果主義」の崩壊





著者: 城 繁幸

タイトル: 内側から見た富士通「成果主義」の崩壊

城 繁幸(2004)。


 寒い!自分の会社も成果主義とか目標管理をおもいっきり導入していて、しかも上手く活かせてないんで(しかも自分は本の中で散々こき下ろされている評価者側)、かなり寒い内容だった。


 著者は頭いい人ですね~

 物凄く冷静かつ客観的な分析。と思ったら東大じゃないですか!しかも若い。やっぱ頭のデキかな?この方、在職中にずっと日記でもつけてたんですかね~

 語られる事実もあまりに克明すぎて、「この会社やばい!」と思わず声に出してしまいそうになった。あっということは自分の会社もやばいってことか!


 大体ソフトウェア業界に目標管理ってのがあまりなじまない。新しいビジネスモデルで、新しい技術を使うんだから、やる前から目標なんか決められない。やってみなきゃわかんないでしょ!というのが多い。

 他社の皆さんはどうなんだろうか?


 読んでいるとちょっと鬱ってくるけど、うんうんそうだよね~なんて読みながら、まあそれでもいくつかヒントは得た事は得たんだが…

 本の内容自体は、後半に至っても駄目な内情のオンパレードで救いが無い。

 次はバカな内容でもいいから元気が出る本を読もう…