【小説】天使と悪魔

タイトル: 天使と悪魔(上)

著者: ダン ブラウン, 越前 敏弥
タイトル: 天使と悪魔(下)
ダヴィンチ・コードで有名になりすぎてしまった著者の「ラングドンシリーズ」実はこちらが第一弾。
ちょっと漫画チックな場面があり「そんなワケナイダロ!」と言いたくなるが、歴史とオカルトを上手く絡めて最後まで一気に読めるのでこれはこれで楽しめる。
イルミナティってかの国では結構有名なのか?実在したの?
これを読んで、旅行の余りのドル札を引っ張り出してしまった…
映画「トゥームレイダー」でも出てくるが、これも同じモデルから設定したのだろうか?
「秘密結社」というのがなんとも怪しい魅力の響きだよね…
ともかく、本書は「宗教と科学の対立」とか重たいテーマ選定である割には、「トゥームレイダー」的ご都合主義&軽いノリが散見されるため、終盤でカメルレンゴが迫真かつ悲痛な演説をしても、どこか滑稽に聞こえてしまう。
やっぱりダヴィンチ・コード同様、映画向きかな…
いっそ、著者にはこの路線で映画脚本を量産してもらい、007みたいに映画化し続けたらどうか。ラングドンガールみたいな人も毎回出てくるし。
映画版ダヴィンチ・コードが大ヒットすれば可能性は0じゃなさそうだけど、宗教団体が早速脚本書き換えを要求しているようなので、映画の出来も怪しいね…
BGM->Music from the motion picture"TOMB RAIDER"2001