【小説】アルジャーノンに花束を | 本を片手に街に出よう

【小説】アルジャーノンに花束を





著者: ダニエル キイス, Daniel Keyes, 小尾 芙佐

タイトル: アルジャーノンに花束を





 ダニエル・キイス1966年。



 読書好きなら、或いは読書を好きになりたいならば、是非読むべき不朽の名作。

 SFであり、現実にはあり得ない物語なのであるが、何故か主人公に自分の人生を重ねて読めてしまう。

 白痴から天才に変わっていく主人公の、全てを手に入れそして全て失っていく様を通じて、いろいろと考えさせられる。テーマは重い。しかしいい読後感である。



 このような表現で綴られる英語を訳したにしては、素晴らしい翻訳である。今度原著も読んでみよう。

 最初の平仮名だらけの滑り出しはううむ、という印象。しかしそれが重要。諦めずに読んで本当に良かった。





BGM->m-flo"ASTROMANTIC"2004

(キラキラしてる感じで良い。CCCDなのがちょっと…)