2021年8月15日
「四疊半リアリズム」作詞作曲
BEBE
作詞作曲をするようになったのは19歳で、
始めて作った歌は
「どしゃ降り雨」というタイトルでした。
19歳という、まだ経験も乏しい中で、
私は「悲しみ」と向き合う歌を作っていました。
その後、はじめて作ったオリジナルアルバムタイトルは「LOST」
喪失をテーマにしたアルバムを作りました。
当時の私にとって歌は、
悲しみと対峙するものだったのです。
そんな私に今年、
新たな作曲テーマができました。
それは「怒り」です。
四疊半リアリズムの言い出しっぺであり、
制作の古川さんから
「怒りの歌作ってみませんか?」
と言われた時、
頭の中で何かがパーンと音を立てました。
ー 怒っちゃいけない、怒りを抑えよう ー
そんな癖が当たり前になっていた私にとって
「怒り」という感情は
ネガティブなものでした。
そんな私に古川さんがかけてくれた一言は
怒りを昇華させるきっかけをくれたのです。
あれから寝る間を惜しんで
「怒り」を描き続けていますが、
怒るべき理不尽や、不道徳が、
世の中にはたくさん転がっています。
音楽という形で「怒り」を放出すること。
それが今、私の音楽家人生において
大切な柱となっています。
一曲目の「ひとでなし」
めいっぱい怒りを込めて歌いました。
ボーカル入りVer.もお楽しみください。
【ボーカル入り】四疊半リアリズム「ひとでなし」MV