長男トモと、次男ピロがよく揉めている。


大概、トモがピロにイラついて言いがかりをつけている感じ。


私の性格の悪さがうつってしまったのかな。

トモの了見の狭さが凄い。


「あんた、そういう言い方しなくても…」

と、端から見てたら思うけど、私の物言いがあんな感じなんだろうな。

いやな奴だなー、私。


うちの母親と、お互いの非をえぐり出して塩を塗り込んで足で踏みつけるような口げんかしてたのを思い出すよ。

父親が完全に引け腰になってその場から逃げてたもんな。

「おまえらの喧嘩は胃が痛くなる」つって。




というわけで、トモも私譲りなのでしょう。

あー。こんなところで弊害が…



ピロが6歳で、トモは9歳。

でも、なんとなく和を保とうとするのはピロの方かな。

いや、そーでもないかな。

うーん、どうだろ。


やめときゃいいのに、ピロもわざわざ兄にいらんチョッカイ出してみたり、わざとイヤミな物言いするもんなぁ。「怒らせるのわかってんじゃん。面倒だからやめとけ」って思うんだけど。


案の定、ピロのちょっかいに本気で怒るトモ。


「はいはい、わかったよ。」と幕引きをはかるピロに、「はいはいっていうのは何?なんでそんな態度なの?ほんとうに悪いと思ってるの?」としつこく食い下がるトモ。


そのうちトモが親に見えないところで力の実力行使に出て、ピロ泣く。


なんだろなー。

話してきかせたところで同じことを繰り返すし、ムカついたら理屈より感情優先だしな。

「だって、イライラするんだもん」だそうだ。

手を出すのはよくないのは知ってるが、イライラするから仕方ないじゃん、と。


ピロさんも、わざわざ人が嫌がるのわかってて、意地悪をしないようにと言っても、するんだよな。


これは、抑えがたい欲望なんだろうか。兄というちょっとしたスリル。

なんなのか、わかんねーわ。

面倒くさがりな私は、あとが面倒なことわかっててちょっかい出すようなことはしないから、その心理がわからん。



私は兄が8歳離れてるので、そもそもあまり兄妹喧嘩になったことがなく、兄からからかわれて私が憤慨しても、大体は私のワガママということでまとまり、私が泣けば母の「うるさい」の一言と、平手かゲンコツ一発をくらう終わり方なので、“和をもって貴しとなす”ような、うまい解決策を知らないまま年取ってんだよなー。


世間は兄弟喧嘩をどう収めてるのかねえ。

それともわざわざ収めたりしないのかねえ。

けっこう千原兄弟とかの過去話きいてると、その話の中に親は出てこなくて、兄弟間で完結しとる気もするんだけど、端折ってるのかな。

多分、ゲンコツくらって終わる世代だろうが、今にそぐわないもんね。


旦那は2歳上の兄がおるけど、喧嘩になったことがないらしいから参考にならん。

義母曰わく、旦那は「反抗期もなくて、昔からすごくいい子なの。あなたあの子と結婚して良かったわよ」ということなんで、そういう兄弟喧嘩とかの概念なさそう。



あー、ゲンコツ一発で、誰も腑に落ちなくても、親がスッキリ終わらせられた時代って、気が楽でよさそうだなあ。