子供らのプレゼントを最初に見つけたのは、23日の朝、トイレに起きたトモチでありました。
玄関にはプレゼントが置いてある。
トイレは玄関のそばにある。
私らは、まだ布団の中で様子をうかがっていた。
すると、廊下の方からプレゼントを目にしたトモチの「お?」「お?」という声が聞こえてきた。
「サンタクロースきたー。夜きたのかなー」
「あ、メッセージ置いてあるー」
「(封筒の字)“ともくんひろくん、サンタクロース”」
「なんだこれー」
「中はなんだー?(封筒の中のメッセージカード)“ともくんひろくん、ふたりでいっしょにあそんでね、サンタクロース”」
「はーい、やくそくしまーす」
誰にともなく、こんなことを独りで喋る5歳児であった。
そして、遅れて起きたピロさんも玄関の方に向かう。
「ひろくーん、プレゼントあけてみよっかー」
「うんー」
旦那も起きていき、わざとらしく「お、サンタさんきたじゃーん、よかったねー」という小芝居をする。
で、開封の儀を行ってる最中、トミカのおもちゃには単二の電池が二つ必要だということがわかったもんで、あたしゃ急いで電池を買いに走ったのだった。
ここまでは平和だった。
まー、トモチが予想通り、独り占めするったらする。
「ひろくん、さわらないでー。だめー!だーーーめっ!!もーーー!じゃあ1秒だけならいいよ。いーち。はいおわりー」
トミカの他に、天板がホワイトボードでお絵かきができて、天板外したらブロック遊びが出来るというテーブルと椅子のセットを買っておいたんだけども、そっちはそっちで、トモチがマーカーを消すイレーザーをピロさんに貸さずに独り占め。
なんなら、「部屋に入ってこないでー、そっちにいってー」と部屋も占拠するありさま。
何を言っても、諭しても、聞く耳持ちやしない。
視野5度の狭さで、親の声もシャットアウト。とにかく、ピロさんを締め出すその一点にかかり、ひたすら要求要求、自分自分自分!!
いつものことながら…
ほんとにねー、子供がもともと苦手なんだけども、着々とトモチが、私の最も苦手とするタイプの子供に育っていってるってねー。
二、三歳時の言葉通じないキーキー超音波癇癪の次に来たる、四歳以降は自己優位性固持、ワガママ、イチャモン、頑固、自分本位、最後はやっぱりキーキー癇癪。
私は8つ上の兄がいて、8つも離れてると喧嘩も起こらんし、穏やかな気性の兄だったので平和な兄妹関係だったもんだが、世間一般の、年の差があまりない兄弟の有様ってのを知らない。
5歳の男児というのは、如此く了見が狭いものなのか。
普段は「子供ってそんなもんじゃない?」と擁護に回る旦那であったが、さすがにピロさんが気の毒で、「そんな風に独り占めするなら、サンタさんに持って帰ってもらうよ」と言っていた。いくら言っても聞く耳持たず。
「いっしょに遊ぶってサンタさんに約束したんでしょ!?」
何を言っても、
「ひろくん、だめーー!さわらないで!」
さっぱり耳に届かない。
「じゃあわかった。もう戻そう。サンタに」
「やだーーー!!!だめ!なんで!!」
「いっしょに遊べないなら、もうオモチャいらないよ」
「ぎゃーーー」
その間、ピロさんは、
「おかーちゃーん。゚(゚´Д`゚)゚。
おにーちゃんがー
だめ、ていったーーー」
と、言いつけにくる。
正直なー、
どっちもメンドクセ…
二人では仲良く遊べないので、私が中に加わって、同じ遊びで被らないようにピロさんの気を逸らせながら、お絵描きしたり、ブロックはめたり、トミカ走らせたり。合間合間にトモチが割って入ってはピロさんの持ってるものを「ちょっと貸してー」と奪い取り、また泣かす。
ーー
ケーキって、子供のテンションが上がるんだけど、意外と食べないもんだね。
とくにピロさんはあまり食べなかった。
甘すぎるのかもな、子供の舌には。
私にも身に覚えがあるんだ。
小さい頃、そんなにケーキって好きではなかったような。
今は好きだけど、それでもそんなに量は食べられない。途中で甘さに舌がくすぐったくなる。
珈琲か紅茶があるから食べられてるようなもんで、単体だったらキビシいね。味に飽きてくる。
それでも、誕生日とクリスマスにはデコレーションケーキを用意するのだろうな。
そういう、縁起もんみたいなモノだから。