トモチが1歳なりたてから1歳半まで行ってた親子教室あたりから見られた様子なのだが、よその親子見ただけでギェーーーっと泣く、他人嫌いが目立っていた時期が2歳後半まで続いていた。
ハイハイの小さな赤ちゃんにまで、キーキー大騒ぎで泣いて避ける。しかし、他人の持つオモチャだけ欲しがる。言い聞かせは、そもそも言葉が出てないし、こちらの言葉も通じてない。
私自身が、人と目も合わせられない、声も出ない、コミュニケーションうまく取れないヘタレなのに、子どものそんな有様を上手くフォローしながらよそのお母さんに気をつかうとか、高度なコミュニケーションとれなくて、支援センター、公園、キッズスペースすら利用することを避け、引きこもっていた。
ちゅーことで、二人目育児といえども、一人目経験など生かす部分があまりない、未だフレッシャーズ母な私である。
最近のトモチは、キッズスペースや公園で、むやみやたらに他人見ただけで泣いたりはしないが、やはり大人がそばにいないとノビノビ遊べず、大人の威を借りて遊ぼうとするのは変わっていない。
前置きが長い。
こっから本題。
『新米ママ、ドキドキ支援センターデビュー』的な悩みが、今更湧いてきとる。
「オモチャの共有って、どうしてるんだ?」
北九州の鉄道記念館に行ってきた。
私がピロさんをベビーカーに乗せ、ウロウロしてる間に、旦那がトモチとキッズスペースにいた。子供だけがスペース内に入り、大人はたいがい外で腰をかけている。
旦那も、外で見守るにとどめていた。
トモチがプラレールの列車を近くの子に「貸してください」と言ったが、誰も相手にしない。
私もたまに様子を見にいったが、不満を旦那に訴えているようであった。
トモチは、貸してといえば貸してくれるものだと思っているので、想定外のことに動揺する。
「ああー、そうねー、うんー。貸してていったのーー。でもお友達はーー遊んでー遊ぶのーーって、遊びたいからーー、いってますーー。えーーー。あーーー。そうねーー」というような大声の独り言が聞こえた。
まあ、家では聞き流しても、やはり外で自閉全開の様子には未だ堪える。よその子供が驚いた顔してトモチを見ていた。うん、初めて見たか、そうか。
とにかく、貸してもらえんらしい。
だから、大人の威を借りたいトモチは、旦那にキッズスペース内に入ってこいと訴えていた。
しかし、夫は中に入ることはなさそうだった。
たまたま、別の展示物が時間でイベントをするので、アナウンスがあると子供たちが一斉にそちらに移動し、トモチはめでたくプラレールにありついた。
しかし、これまで家では一人天下で遊んでいたためか、ワキが甘いトモチは、ふと目移りしては遊んでいた列車を放置して、ちょいちょい別のものに気をとられる。
すると、旦那が「ほら、ちゃんとオモチャ持っておかんと、他の子に取られるよ」と言っていた。
で、何が正解かわからん私は、その声かけが合ってるのか、モヤるのであった。
「うーん、でも、目を離してる隙に取られたら、もうしょうがなくない?そもそも、誰のものでもないオモチャをこの施設から借りて遊んでるわけだし。けど、ここにきてる子供も親も、そんなこと念頭に置いて遊んでるやつなんておらんだろうなあ。考えすぎか?
…いやでも、トモチのじゃないし、「他の子に取られるよ」って、あからさまに言わんでも。なんか、それ言われると、ちょっと気分悪くない?
てかさー、そもそも、知らない子供同士に貸し借りさせるって無理がない?これがうまく回るのが不思議だなあ。でも、それなりのルールで回ってんだろうなあ。浮いてるのはトモチだけだもんね。
大人でも知らない人間に突然「貸して」とか「一緒に遊ぼう」とか、言えなくねーか?それまで遊んでたオモチャだったらとくにいきなりは貸せないよね。パチンコ屋で空いてる台がないから、突然知らんおっさんに「その台、そろそろ代わってください」とか言わんよね。いやパチンコしたことないけどさ。例えがおかしい?
…いやだから、キッズスペースとか、「ここにあるオモチャで自由に遊んでいいけど、仲良く共有」って、無理があると思うんだよなあ。遊具レンタルで時間で区切るとかなら揉めなさそうだけど。
貸してと言えるようになったトモチは天晴れだとは思うが、もう、こういう場所は生き馬の目を抜くっていうか、やったもん勝ちな部分が大いにあるだろうなあ。
トモチのような子には、けっこうハードル高いかもね…」
みたいなことを、頭の中でブツブツ考えていた。そして親の方も、図々しいか、よほど上手い言葉かけが自分の子にも他人の子にも出来て、その場を回せる術が必要なんじゃなかろうか。
旦那は「トモ君はちゃんと貸してって言えてたんだけどね。無視されちゃうんだよね。けっこうね、人から獲っちゃう子とかもいたけどね。」と言っていたんで、とりあえず、「貸してって言えたんだ。すごいね。まだ遊び始めたばっかりだったのかもね。多分ね、相手がもっと小さい子だったんだよ。小さな子であればあるほど、貸し借りは難しいよ。」とか言ったものの。私も対処がよくわからん。
まあ、「やったもん勝ち」はどの年代にも存在して、苦渋を舐めることも多々あるだろうなあ。
他の体験型展示物でも、順番守らないっちゅーより、そんな発想もなさそうな小学生くらいの子に、ばんばん横入りされてたな。
まあ、たまたま今日の運が悪かった、民度が低かった、と思おう…。