どうもトモチと“楽しく遊ぶ”ことが私には難しい。はっきりいって、「マジ、ツマンネ」。
ままごとって、ただキッチンセットを前にして「切る、煮る、焼く」の作業の真似事をすることそのものよりも、お母さんなり子供なりの役を、演技して想像力で膨らませることが楽しいものだと思う。
車のおもちゃも、ただ走ってるのを見てるだけじゃ飽きる。
車に乗って、山道を通り、途中のサービスエリアでトイレ休憩してジュース飲んで、ガソリンスタンドで給油して、コンビニに寄り、家に帰る。そこまでの車の動きを信号機で止まってみたり、右折したり左折したりして、細かく再現して、さらに家に帰ると夕飯が待ってて、みんなで食べるとか、ストーリーも絡んでないとつまんない。
これを、齢3歳のただでさえ遊びを広げるのが難しいトモチに求めてもしょうがないが、なにせこれが私がやってきた“子供の遊び”で、私がやりたいことなんだ。
昔々、ジェニーちゃんで友達と遊んだ時、私のジェニーは、アイドル歌手という世をしのぶ仮の姿をもつ、異世界からやってきた超能力者であった。へそで茶が沸いて体が痒くなるようなウンコ設定が必ずあった。
友達が持ってたティモテさんやアンナちゃんは異世界の重要な役どころを担っており、友達と私のジェニーは双子の姉妹で、ティモテやアンナから密命を受けて地上に送り込まれている。
こんなんを真剣にやってる小学3年生女子であった。多分、小3としては幼い。恋愛の話に花咲かせるのはまだまだ先の、呑気な小学生女子だった。
ある時は、友達の持ってるシルバニアに、私の3年2組のなかまたちを加えて物語は広がっていった。
(シルバニアは高級、3年2組のなかまたちはシルバニアより比較的安価だったんじゃなかったろうか。シルバニアは欲しくても買ってもらえなかったので。)
もう少し遡ると、幼稚園年長さんか小1くらいでは、キャッツアイごっこをして、私は必ずアイかトシの役をやらされていた。たまにはヒトミもやってみたかったが、いざ主人公で他のメンツを引っ張る役を与えられても、リーダーシップはとれないタイプなので、やっぱり唯我独尊のアイか、やられっぱなしのトシくらいが丁度いいのだった。
まー、そんなこんなで、ごっこ遊びしたい私なのだけど、トモチとそんな遊び方ができる日ってくるかしら。
ヒーローごっこなら、悪役としてしっかりバックボーンを固めて、何故地球を狙うのか、ホントは元々地球で生まれた悲劇の悪役として、能天気なヒーローを迎え撃つ用意をするんだけどなあ。小道具も作るし。
役づくりは、ほぼ北島マヤの心意気。
トモチが大きくなって、普通ならそろそろヒーローも興味なくなる年頃に、ようやくナントカレンジャーだか仮面ライダーだかに目覚めそうな予感がする。