The東南西北YOYO部のコンサートで、とってもがんばり、

会場を笑顔いっぱいにしてくれた、

「陽介ちゃん」こと、入船陽介くんから、皆さんに、メッセージが届きました。

たっぷり「上」「下」、書いてくれたものを、まとめて、載せます。

今後とも、「陽介ちゃん」への声援、どうぞよろしくお願いします。

今日も素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司

以下、入船陽介くんからのメッセージです。

***

ども、イリです。

The東南西北、加納順の欠場発表でご心配おかけしてます。
が、まずはなかなか書けないでいた年末ライブのお礼を
させてください。

昨年末、小岩でのギター部ライブでは、チキンジョージに
続き本当にたくさんのご来場、ありがとうございました!
関東での24年10ヶ月ぶりのステージは、会場もタイトで
目の前にすぐみんなの顔があったけど、満杯のお客さん、
温かい声援、そして笑顔に支えられて、変に緊張することも
なく楽しく過ごすことができました。
ライブにはなんと小学時代と高校時代の同級生も駆けつけて
くれていて、この日も30年以上タイム・リープを繰り返した
感覚で、こんなに楽しいならこれからもずっと活動に参加
し続けたい!!と再び思えた、最高の1日となりました!

神戸チキンジョージ、小岩ジョニーエンジェルに駆けつけて
くださったみなさん、本当にありがとうございました!!


『YOYO部、あの頃の部活ような(上)』


2月4日、木曜日、久保田くんからメールが届きました。

「もしよかったら10日11日のギター部ライブに遊びに
 来ない?都合がついたらでいいよ」

とても気楽な書き出しだったけど、そこには続けて、
「もしかすると加納順がこの先欠場するかもしれない」こと、
そして、だから「今度のライブいりくんがいてくれたら
とっても助かる」
、、、というようなことが書かれていました。

突然かつ重大な内容に少しの間茫然としつつも、とにかく告知や
関係先への連絡もあるだろうからと思い、すぐにライブ参加の旨
メールし、時間を作り8日に直接話そうということになりました。

ギター部ライブにリードギターが居ない。。。僕の目の前には、
年末ライブ数日前、久保田くんと二人スタジオ練習帰りに寄った
ファミレスでハンバーグ食べながら、

「キーボードがあったらさ、4月のライブでちょろっと
 イントロとか弾いたらみんな驚いて盛り上がりそうじゃない?」

って、そのまま近所の楽器屋に向かって「これいいじゃん!」
と衝動買いしたシンセがあるにはあったけど、、30年前の
シンセと違いこれがなかなか難解で、ダンウンドードした説明書
をながめては「これ、意味わかんないだけど、、」とため息を
ついている状態でした。

「内心ThankYou、、弾けるかな、、、あ、キーが変わったって
 いってたような、、でも、弾けたらみんな喜ぶよな、、」

とにかくコードの確認だけでもしとこうか?いやいや、弾くの
そもそも無理でしょ?と自問自答し、本業こなしながら過ごした
週明け月曜日。シンセを買おうと盛り上がった同じファミレスで
久保田くんと会い、今後は4人、そして10日11日は二人でという
最終決定を聞きました。

「まずは明後日のことにフォーカスしないと。でも二日間違う
 メニューでやりたいんでしょ?」

僕たちは、全力で考えました。どうしたら乗り切れるか。。。
25年のブランクを抱えたキーボーディストを前に、久保田
くんは、

「気楽にね、居てくれるだけでいいから。僕が頑張る。」

変なプレッシャーをかけまいと、そう言ってくれて、
で、結局、二人で思いついたことは、

「そうだ、タンバリン、買いに行こう!」

ワクワクしながらキーボードを衝動買いした時と同じ店。

「『タンバリン』じゃなくて『タンブリン』だってさ。」
「『ヤマハ』じゃなくて『ヤマヨ』だよ。」

そんな小さなどうでもいいことが、せめてものなぐさめだった。


((下)に続きます。イリ)

***

 

『YOYO部、あの頃の部活ような(下)』


「え?また5人じゃなくなるの?」

ファンのみんなのがっかりな気持ちを考えた時、
これまでステージに上ることを拒んできた僕には
「やっと5人で」とか「また4人に」という部分で
大きな責任があると感じ、その日、久保田くんと別れ、
ひとり買ってきたタンバリンを見つめながら、

「これをたたいてるだけじゃダメだ。もっと本当に
 来てくれるひとに楽しんでもらわないと」

そう感じ、4月のライブまでに少しキーボードが弾ければ
いいやと、のんびり考えてた僕ですが、そこから自分の
バンドのかつての曲の耳コピが始まりました。
その夜、自宅で古い曲の音源を聴きながら自分のやってた
演奏を思い出し、昼は例の基地横の駐車場で、自分の
参加しなかったニューアルバムののコーラスを、それこそ
一から耳コピ、そして大声で歌の練習をし、その夜はまた
今までの曲の耳コピとキーボードの練習、、

「全部は無理だ、、、内心のピアノどうしよう、、」

迎えたライブ当日、本番6時間前に久保田くんと集合し
初めての曲の音合わせ。気楽にいままでの感じでいいよ
って言ってたくせに、久保田くん、、

「二人でアコギやっててもダメだよね、、ここ、なんか
 キーボードで弾けない?」

って、あははは。。。そんな急に現場で。。。

そして、内心Thank Youの音合わせ。

「行けるかも?やってみるか!」

そんなドタバタのまま迎えた本番。3曲目くらいまでもう
緊張で張り裂けそうだったけど、気がつけばお客さんの
笑顔!笑顔!最高に盛り上がってる!!

盛り上がりすぎてふらふらになりながら帰宅して、興奮で
眠れず、ほとんどそのまま2日目の曲コーラスを耳コピし、
だけど深夜で練習できず、朝が来て、ライブ会場への車中
音源に合わせて大声で練習、到着して久保田くんと新曲の
初合わせ、、、からの本番!で、、これが、、
これまた、、一日目以上の盛り上がり!!!

この状況下で、駆けつけ、温かい目で応援してくれて、
そして一緒に盛り上げてくれて、「いてもたってもいられ
なくて会場に来ましたよ」っていう声も聞きました。
今回のライブの成功は応援してくれた皆さんのおかげです!
本当に、本当にありがとうございました!!!

キーボード弾き始めたらテンション上がっちゃって、徹夜が
全然苦にならなかったんだけど、怒涛の数日間が乗り切れた
のは、もしかして会場の壁の感じや椅子の並びが、なんだか
学園祭で飾り付けた教室を連想させるような造りで、1983年に
戻ったような、部活やってるような、同級生や先輩、下級生を
集めてお手製ライブやってるような、そんな楽しさがあったから
かもしれません。

そしてもうひとつ、久保田くんとハモっていると、時々なんだか
超気持ちいい瞬間があるんです。喉さえもてば、ずっとハモって
いたくなるような、、、倍音かな?、、なんでだろう?

せっかく思い出したこの感じ、この気持ちを大事にしながら、
The東南西北YOYO部、二人の息をもっともっとあわせらるよう、
4月のライブの時には尾道の茂文くん、伸吾くんともばっちり
アンサンブルが築けるよう、ラジオ収録やミニライブなどを通じ
ブラッシュアップして行くつもりなので、もしよかったらぜひ、
その成長過程を見に、応援しに来てくれたら嬉しいです。

そして、加納順。彼も僕のいない間トンナンを支えてくれていた
一人です。これまで応援してくれたファンのみんなにとっては
彼の抜けた穴はとても大きいと思います。5人揃うステージを
期待させ、盛り上げた分怒っているひともいると思います。が、
その気持ち、真摯に受け止め、その穴を埋められるよう4人で
力をあわせ頑張りますので、The東南西北、どうか今後とも、
応援よろしくお願いします!!

イリ

***