み吉野の 耳我の嶺に 時なくそ 

雪は降りける 間なくそ 雨は降りける

その雪の 時なきがごと その雨の 間なきがごとく

隈もおちず 思ひつつぞ来し その山道を

【万葉集巻一 25】

訳)

み吉野の 耳我(みみが)の嶺(みね)に 絶え間なく

雪は降るという 休みなく 雨は降るという

その雪の絶え間もないように その雨の休みもないように

道の曲がり角ごとに ずっと思い沈んで来たのだよ あの山道を

 

今朝は、楽しみにかよっている万葉集の講座に。

雪の舞うのを窓越しに見ながら、この歌の勉強をするのは、

なかなか良いものでした。

天武天皇の御製歌。

この歌が、どうやってできたのか、

歌の形、というもの、

なにを思い沈んできたのか、

その時、歴史になにがあったのか、

専門詞人の介在、

今日もすごいお話がいっぱいでした。

資料が6枚、びっしり。

全部、じっくり読み返して、復習したいところですが、

今日は、僕も、明日のレコーディングに向けて、歌を作ってるところ。

まだできていないところがあるので、がんばり中。

昼間は、神戸「VOICE」で、ご一緒する、大森ヒデノリさんの曲を、

ここ数日は、もう、何度も何度も、練習中。

昨日弾けるようになっても、今日、また弾けない。

練習とは、そういうこと。

本番まで6日。

がんばろう。

The東南西北の、マキシシングル、加納順くんがどんどん頑張って進めてくれていて、

大池くん、清水くんのリズム隊は、早くから、取り組んでいる。

僕が、また、すこし遅れをとっているところ。

明日、「春夏秋冬(はるなつあきふゆ)」の歌や、

他の曲の完成に向けての大詰めを、加納順くんとがんばります。

さ、歌詞、しっかり。

今日も真夜中。

まだまだ、休めません。

皆さんは素敵な夢を。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司