朝、机につくとともに、ギターを、すこし練習しています。

昨日の夜、クラプトンの1975年のライブ盤「E.C.WAS HERE」の最初のところの速いフレーズを、

超ゆっくり再生して、音を調べて、たどって、ゆっくり弾けるようになったところで、

今朝は、その続きもちょっとだけ、やりました。

先は長いです。

こういうことは、中学ぐらいのときに、やっておきたかったことだなぁと、

つくづく思うことです。

今は、音を、超ゆっくり再生しても、キーが変わらない便利な装置がありますから、

速いフレーズでも、音を取れますが、

昔のレコードやカセットしかない頃は、なかなか大変な作業だったろうと思います。

回転数を落とせば、キーも変わるし、変な音になって、どうやって弾いてるのかなど、

すごくわかりにくかったことです。

僕たちが、中学のころに聞いて、超速くて、完璧で、すごいなぁと思っていた、1970年ごろのリッチー・ブラックモアの速弾きのことを、

最近の教則本では、スローで荒い、それぐらいでないと、ロックっぽくならないのだ、みたいに書いてあって、愕然としたことでした。

教則本の、古いのが、本棚の隅から出てきまして、

新しいのと比べたら、文体からして、だいぶ違うので、面白いことでした。

ちょっと、書き写しますと、1970年代の古い本は、
「プレイヤーは、常に新しいサウンドを捜し求めながら、かつ、そのプレイは、どのような条件の下でも常にパーフェクトでなければならないという、大変、厳しい宿命を背負っている。そして、偉大なプレイヤーであればあるほど、音楽に対しても、自分の生きざまに対しても、とても謙虚であることがわかる。いうまでもなく、このことは、諸君にとっても同じでなければならない。」

お侍か忍者の本のようです。

2000年代の本は、

「お前はただ、“速さ”ばかりを追い求めて日々ギターのトレーニングをしていないか? そんなことではいかん! チョーキング、ハンマリング&プリング、スライドなどのギター・テクニックを完全に習得し、哀愁が漂う“泣きのギター”がプレイできてこそ、真の超絶ギタリストになれるのだ。」

ま、本のコンセプトが、ちょっと違うかもしれませんが、漫画風な文体です。

本に出てくるフレーズも、70年代のものは、腰があります。

僕は、70年代の本は、昔、途中で挫折しまして、

新しい方は、まだ、あんまり見てません。

今、70年代の方、あらためて、やってます。

あぁ、これ弾いたなぁと、なんとなく覚えてるフレーズもあり、昔暮らしてた部屋を思い出します。

大事なのは、教本の勉強を踏まえて、実際のレコードなどのプレイを、自分で研究して弾くことです。

もうちょっと、ギターを上手くなりたい、というのが、このところの目標なんです。

がんばりたいと思います。

今日も素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司