レコードを、少しずつ買ううちに、増えてきまして、

収納をなんとかしたくなりました。

頑丈な板を、自分で釘を打って、組み立てるボックスを、ちょっと前に購入し、

うちにあった、ハンマーで、釘を打っていましたら、そのハンマー、

強化プラスチックみたいなものでできてはいますが、どうも釘を打つものではなかったらしく、

だんだん、釘の頭の形に、へこむんですね。

それで、結局、鉄でできた、しっかりした金づちを買ってきて、

それで、トントン、打ち付けた、わけです。

それが、けっこうな音がするんですね。

ご近所に響き渡ります。

しかも、釘は、斜めにささって、へんなところから飛び出し、

ペンチでひねって抜けば、板が、欠けたりするし、

だいぶ、下手な大工をしました。

僕の曽祖父は、厳しい大工さんだったそうですから、しかられそうです。

ま、それでも、なんとか完成して、その、木の質感の頼もしい、しっかりしたボックスに、

レコードを入れてみると、嬉しいのでした。

そのボックスも、そろそろ一杯になり、また、と思ったんですが、

よく行くレコード店に、そのお店のロゴがプリントされてる、段ボールのかっこいい箱があるんですね。

レコードのジャケットも紙ですから、しっくりなじんでて、その箱の中から、レコードを探すのが、

すいすい楽ちんだということに、気がつきまして、今度はこれにしたのです。

これが、やはり、いいですね。

先の、木のボックスは、それ自体が、重厚で重いですから、おきっぱです。

段ボールは軽いから、箱にたくさんレコードを入れても、それを抱えて、運べます。

なんか、これが、いい。

部屋の好きなところで、レコード選びができるのも、なぜかピクニックみたいな気分で楽しい。

こんなことが、こんなに嬉しく楽しいなんて。

体の中が、じわーっとします。

そして、CD。

これも、どんどん増えますから、なんとかしなくてはいけません。

数年前に、CD用のソフトケースというのがあるのを知り、それに、じゃんじゃん移し変えて、

あるいは、ページをめくるホルダみたいなのに、じゃんじゃん詰めて、

だいぶすっきりしたものの、また、増えてきました。

レコード店で、レコードを探すとき、ボックスから、たてにすばやくジャケットを出し入れして、一枚ずつ見るのが、楽しく楽で、良いんですね。

CDも、ソフトケースなら、この方式が使えるので、しまうときも、壁にずらり、より、

引き出し式のボックスに入れたほうが良いような気がしてきました。

しかし、レコードやCDは、かさばるとはいっても、好きなものに囲まれてると、

気分が、高まって、良いのだろうと、思います。

「Get Loud」というDVDで、ジミー・ペイジが、自室のたくさんあるレコードから、

今、聞きたいものを、選んでるときの姿、とっても嬉しそうに見えます。

今日も、ちょっと出かけるので、僕は、レコード店に寄る可能性が、高いわけです。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司