エーリッヒ・フロムの「愛するということ」
だいぶ前に、読んで、あちこちしるしをつけてる本ですが、
内容は、あまり覚えていないんです。
これを、夜な夜な、再読中。
今、取り組んでる、YoNaGaの新曲「LOVE HOUSE」という歌がありまして、
これの、参考にしようと。
「この本は、愛は技術である、という前提の上に立っている。技術だとしたら、知識と努力が必要だ」と。
「はじめに」から、部分的に抜粋しますと、
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愛するというものは、その人の成熟の度合いに関わりなく誰もが簡単に浸れるような感情ではない。
自分の人格全体を発達させ、それが生産的な方向に向くよう、全力をあげて努力しないかぎり、人を愛そうとしてもかならず失敗する。満足のゆくような愛を得るには、隣人を愛することができなければならないし、真の謙虚さ、勇気、信念、規律をそなえていなければならない。
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「LOVE HOUSE」という歌は、例によって、タイプミスから生まれました。
僕が、Gakuさんの「Night Music Land」宛に、メッセージした文中「ライブハウス」、と書いたつもりのものが「ラブハウス」となっていて、これも面白いかもしれない、と早速、Naoさんに相談、ハウスミュージックでお願いします、と。
Naoさん、また、すぐに曲を作って、その曲に、数日前から僕が、詞をつけるために、もやもやしてるところです。
すぐに、例えば、砂浜や、そこを歩き回るヤドカリや、海がふわーっと割れて、そこにキラキラの道があらわれて、白く巻いた貝がらに、するするっと入り込む、みたいな、楽しいイメージが、できればいいんですが、なかなか、そうもいきません。
ハウスミュージックについて、あらためて、調べてみたり、日本語で取り組んでいるものを、聞いてみたりするうち、だんだん腹案はできてきたんですが、まだ、きっかけに踏む出す勇気がなくて、それらしい本(「愛するということ」)など読んで、気分に浸っているわけです。
全人格を発達させ、それが生産的な方向に向かうよう、全力をあげて努力、と。
夜中に、ジョギングしながら、努力努力と、言えば、がんばれがんばれくぼちゃん、と小声でつぶやくわけです。
まだまだ、真の謙虚さには、ほど遠いようです。
実は、一昨日、「100ミリ」という、やはりYoNaGaの新曲の詞が完成。これは、取っ掛かりに勇気を得、いい感じで書き進めることができたので、次も、と、がんばってるところですが、なかなか、柳の下に二匹目のどじょうも来ず、ひょうたんから、なにも出ず、もやもやしているわけです。
エルヴィスのハートブレイクホテルが、ロンリーストリートのはずれにあるなら、
こちらの、ラブハウス、どこか、ぴったりの場所に、ありそうです。
押上か。
是が非でも、楽しいものを作って、秋に予定しているYoNaGaのアルバムで、光る1曲にしたい。
そして、秋のツアーで、皆で、楽しく、元気になれる歌に、したい。
全力をあげて、努力。
素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。
洋司