今朝、ニュースで地震を知りました。

地震に遭われた皆さん、大丈夫でしたか。場所や時間帯で、思い起こされることもあるし、テレビの揺れるカメラに思い出すこともあるようでした。

皆、いつも繋がってるのだ、ということで、安心感も得られますが、続けて、気をつけて、お過ごしください。

昨日は、万葉集のことを書こうとしたら、なかなかまとまらずに、時間がかかったわりに、わかりにくい文になってしまいましたよ。

講座の先生は、なんと、僕と誕生日が一緒ということで、勝手に、非常に親近感を覚えているんですが、その先生の、楽しく解説してくださる中にあるユーモアなども、共感できるところが多くて、とっても勉強になります。

受講者の多くは、女性の方で、先生も女性ですから、女性ならではの、お話のもっていき方に、教室は、和やかな雰囲気にもなり、数人で劣勢の男性陣は、いよいよ追い詰められるようなことです。

つまり、女性歌人の歌となると、それは、天皇のお妃など、相手は天皇だというのに、ジョークでやり込めたりなどするんですから、1400年前、すでに女性のたくましさ、といいますか、心の大きさを感じます。

1400年前は、男尊女卑、みたいな考え方は、まだ、あまりなくて、もっと自然な、大らかな感覚があった、というような話も、聞いたことがあります。

古代といいますが、そこにいたるまでに、高まった知識や感覚や表現のしかたがあり、言えば、そこから、どんどん濁ったり、薄れたり、ダメになっていったりしたことだって、あるでしょうね。

柿本人麻呂なんて、天才ですし、大伴家持なんて、中国の詩や知識のオタクみたいな感じがあったかもしれません。

一方では、権力の争いに巻き込まれて、兄弟同士なのに、戦わなくてはならなかったり、家族とも離れ離れで、国を守るために、遠いところまで行かなくてはならなかったり、もちろん今の旅とは、全く違う過酷な旅で、途中で行き倒れなどということも、多くあったそうです。

戦もあれば、疫病もあり、天変地異もあり、様々なことを切り抜けて、よく僕たちのご先祖は、がんばってきたなぁ。どんな人たちだったのかなぁ、と、時々、遠く、思うことです。

1400年前に、どなたかが、いてくれたおかげで、今、僕だって、ここにいると思えば、しっかりせねば、と。

さ、今日も元気一杯がんばろう。

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司