「友人の展覧会」といえば、1998年の久保田洋司のアルバム「久保田洋司」の中の1曲で、
歌のモデルになっているのは、画家、小峰倫明さんの展覧会。
水不足で、日比谷公園の噴水が止まっていた夏、
公園のベンチで、向かい合った人と、同じポーズをしたり、
鳥を見ていたら、土砂降りの夕立が来たり、
マックでシェイクが100円だったり、
展覧会に行こうとして、銀座に、朝から行ってしまい、夕方まで時間をつぶしたという、
で、行ってみたら、多くの人から、「久しぶり」って、言われたんですが、
そういえば、当時は、あまり外出もせず、家で歌を作ってばかりの毎日だったなぁ、と思います。
歌を作るための、インプットも必要で、いろんな本を読んでたかもしれません。
太宰治にはまって、図書館で、大きくて古い全集を順番に借りて、その後、自分でも文庫で買って、
何回も、読み返したり、研究本やら、回想記やら、関連本も、手に入るだけ読み、
など、よくそんなに時間があったもんだと思いますが、つまり作ってた時間より、
インプットの時間が、だいぶ多かったんじゃないでしょうか。
その後も、三島由紀夫もだいぶ読みましたが、太宰ほど、はまらず。
聖書には、けっこうはまり、旧約新約全部読んで、簡単な研究本を何冊か読んで、超面白かったです。
これも、きっかけは、ある歌を作るときに、「創世記」を参考にしようと思って読んだら、面白すぎて、
全部、読んでしまった、という感じ。
太宰の影響もあります。
丁度、そのころ、イエスの最後の一日を描いた映画があって、興奮しながら見に行きましたが、
痛かったなぁ。
それから、しばらくは、アウトプットを、がんばりまして、
ほぼ、作ってるだけの何年間がありました。
このところは、ライブが、珍しく多くなり、素敵な時間を、沢山過ごさせていただいてます。
時間がたつのって、こんなにはやかったか、と感じながら、日々、ライブの準備をしてますよ。
作るだけでなく、沢山歌わせていただいて、本当に、幸せなことです。
なにか、また、たっぷり、インプットして、新しいものを、じっくり作って行きたいな、とも思います。
さて、今日の画像は、4月20日に予定されています「え と うた」のビジュアル。
その前後、小峰倫明さんの展覧会が、同会場で、開催されています。
今回も、かっこいい絵ですね。
この絵をもとに、僕と伊藤銀次さんが、別々に、歌を、作ります。
さらに、僕と銀次さんとで、今回のテーマ「生きる」を元に作った歌がありまして、
それを、聞いて、小峰さんが、新しい絵を、製作されます。
「え と うた」は、3人のトークも、核になります。
3人で集まって、おしゃべりしてると、おもしろいお話が、たくさん飛び出すんです。
特に、小峰さんの専門分野のお話に影響を受けて、銀次さんが、別の視点から、
わーっと話される、その知識やゆたかな発想、即興で歌もできたりして、
それを、そのまま、ライブにしたら、すごいんじゃないか、というようなところから、
「え と うた」が、はじまったわけです。
だいぶ、長くなりましたが、4月20日、気軽に、是非、遊びにおいでください。
そんな久保田洋司、今日は、YoNaGaのライブ。
昨日も、深夜、1時過ぎまで、個人練習してしまいました。
今日も、ぶっ飛ばして、いきたいと思います。
新宿、ミノトール2に、夕食もかねて、遊びにおいでください。
僕も、先日、Gakuさん、Naoさんが出演したライブを、ミノトール2に見に行きまして、
霜降り牛の料理やら、パスタやら、サラダやら、ワインもいただき、一人で、たっぷり食べて、
大満足だったんですよ。
今日、ステージは、新曲もあり、「春」の歌あり、ゲストあり、で超楽しみですが、
ミノトール2の客席で、食事もしたくなってきました。
今日は、とってもあったかですね。
朝の、個人練習をして、出かけよう。
素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。
洋司