昨日は、朝、万葉集の講座に。

夏休み明けの、久々の講座で、昨日から、巻十一に入りました。

巻十一には、まず、旋頭歌と呼ばれる、五、七、七、五、七、七の文字数の歌が、いくつか続きます。

この旋頭歌とは、どういうものなのか、というお話を、面白く聞きました。

歌の古い形なのかと思えば、そういうわけでもないらしい。

初期万葉には、例がなく、柿本人麻呂歌集に、多いのはなぜなのか。

片歌の問答から、それを一人で口誦する形に移行、などの通説でよいのか、というところから、

そうではない新しい説まで、興味深いところでした。

つまり、まだ文字がないころ、歌の歌い方として、ある部分を繰り返す、

その繰り返すところを、文字ができるようになると、そのまま書き写すか、省略するか、という、

文字化のあたりで、形ができて、それを、人麻呂あたりが、発展させようとしたが、

あまり広がらずに終わったというような、感じ。

宴などで、皆で楽しむような、ユーモラスな歌もあって、面白いことでした。

 

講座のあと、街を歩いていたら、オープンなスペースで、警察のブラスバンドの演奏がはじまるようす。

開演までに20分ほどあったので、昼食。

会場にもどれば、演奏がはじまってます。

クラリネットやフルートなどの高音が、速く動くのを、気持ちよく聞きました。

 

夜は郷田祐美子さんの、チェロ・リサイタル。

シューマン、ベートーヴェン、ショスタコーヴィッチなどの演奏、素晴しかったです。

生で聞ける、チェロの音色、とっても良い音でしたよ。

ツアーでご一緒してるときとは、また違う、ぐっとくる演奏でした。

 

伊藤銀次さんや、杉真理さんも、お越しで、すこしお話もできて、嬉しいことでした。

 

今日もこれからのライブの準備等で、一日過ごします。

 

素敵な一日になりますように。

美しい明日へ心をこめて歌っています。

 

洋司