にゃんこさん、コメントありがとうございます。
四国、木陰は、さわやかな風、だったんですね。
今日も暑そうですね。

The東南西北のメンバーは互いに、なんと呼び合うか、ですか。

僕は皆を、
茂文くん、伸吾くん、加納順、いりくん、と。
皆は僕を、久保田、久保田くん、くぼっちゃんなどと呼んでくれます。

The東南西北のデビュー当時は、十代だし、
ファンの皆さんからは、だいたい、苗字に、「くん」付けで呼ばれていましたね。

ソロになって、テレビ神奈川の「ミュートマワールド」をやってた頃は、
番組中、加藤いづみさん、桜井和寿さんと、それぞれ「さん」付けで呼び合っていたら、視聴者の方から、もっとくだけた呼び方にすればいいのに、とお葉書いただき、加藤さんは、「かとちゃん」、桜井さんは「さくちゃん」、僕は「ようじくん」に、なりました。
そのころにファンになってくださった皆さんは、「ようじくん」と呼んでくださいます。

このごろは、「久保田さん」と呼ばれることが多いですが、
「た」と「さ」が続くと、発音しにくいかもしれませんね。

昭和の人気俳優みたいに、下の名前で、呼び捨て、というのもいいですね。

ゆうじろう、とか、ゆうさく、みたいな。

言えば、えるびす、みたいな。

呼び方によって、印象や、関係が、少しずつ変わったりすることもあるかもしれませんね。

昨日は、万葉集の講座、
巻十が、終わりました。
昨日は、冬の相聞、いわゆる恋。
雪に寄せる歌、数首と、花、夜に寄せる歌を一つずつ。

恋の歌の、型みたいなものがあって、
歌を作るのがそれほど上手ではなくても、
それに当てはめて、歌を作ってゆくということがあるみたいです。

2340
一目見し 人に恋ふらく 天霧らし 降り来る雪の 消ぬべく思ほゆ

2342
夢のごと 君を相見て 天霧らし 降り来る雪の 消ぬべく思ほゆ

下三句は、同じですね。

空を曇らせて降り来る雪のように、消え入らんばかりに思われるのは、
どんな感じなのか、
そこに、一目見し、なのか、君を相見て、なのか、
自分の状態を歌えば、いいわけです。

「一目見し~」は、垣根の間からちらと見る、垣間見みたいな、
それで恋してしまう、一目惚れみたいなことでしょうか。

「相見て~」は、会って、共寝をしているというニュアンスが強いそうです。

夢のようにあの方に逢ってから、空を曇らせて降り来る雪のように、
消え入らんばかりに思われる、と。

昨日の講座では、この歌の「相見て~」の説明で、
百人一首にある、
逢ひみての のちの心にくらぶれば 昔は物を思はざりけり
のお話もありました。

恋をした人の特有の気持ちとして、
たった一度だけでいいから会いたい
会ってみれば今度は、共寝したい
それが叶えば、もっと会いたい思いが強くなる
片思いのほうがよほど楽だった、と。

ネットで今風に訳してるのを見れば、
「彼女に片思いしていたときはこれが恋だと思ってた。
でも実際に会って二人で時間を過ごしたら、
かえって切なさで胸がつぶれそうになる。
この思いに比べたら、あのころなんて、
恋とよべるほどのものじゃなかったったんだ」と。

「逢ひみてののちに~」の作者は、藤原敦忠(906~943)

万葉集は7世紀から8世紀ですから、
「夢のごと~」は、「逢ひみての~」より、200年ぐらい前ですかね。

同じ感覚を、読み比べられるのも、とっても面白いところでした。

さて、明日は、昼間、ファンクラブの集いで、
エッグマン・トーキョー・イースト。
楽しんできたいと思います。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司