エレキギターは、
フェンダー・ストラトキャスターの、
1960年ごろのものをずっと使ってるんです。

購入したのは、1986年かな。
当時、所属していたアミューズの楽器担当の方に、
連れて行っていただいた輸入楽器店で、
出会ったギター。

部分的に、パーツを取り替えて、
きれいにメンテナンスして、
良い状態にしてもらって、手元に届いてから、
すでに、26年目ということですね。

このギターが、作られてから、
僕のところに来るまでと、
僕のところに来てからの時間が同じぐらい、
ということになりますか。

当時、ずいぶん古いギターだな、と思って手にしたものでしたが、
さらに、それなりの時間が、流れたのでした。

今、2月のThe東南西北のライブに向けて、
このギターで個人的に、調整中ですが、
ちょっと、ボリュームのつまみにノイズがのってたので、
一度、中を開けて、きれいにしてみました。

時々開けて、掃除したりするんですが、
それだけでも、音が良くなるような気がするんですよね。
不思議です。

ノイズもすっかり直って、快適です。

先の、楽器担当の方、当時、アナログのシンセサイザーなど、
具合が悪くなったとき、
一度、開けて中を見て、なにもわからないまま、また閉じて、
音を出してみれば、それだけで、直っていたりするから、
不思議、と、よく言っておられたのを、ふと思い出しました。

先日も、安田信二さんのお話を聞いていれば、
安田さんがお持ちの、メロトロン、
ビートルズの「ストロベリー・フィールズ・フォーエバー」のイントロの音でも有名な、
サンプリング・キーボードの元祖みたいな楽器、
やはり、音が、ダメダメだったところ、
全部、ネジなどはずして、きれいに磨いて、ぴかぴかにしたら、
すっかり、良い音に、直った、と。

ま、そういうことが、あるわけですね。

僕のギターもだいぶ、古いんですが、いつも、ぴかぴかに、して、
大事に、使おうと思ってます。

今日も素敵な一日になりますように。
美しい明日へ心をこめて歌っています。

洋司